出産から約半年を経ての連続ドラマ出演。ほっそりした風情のある雰囲気も、スタイルも変わらない。『隣人は秘かに笑う』（日本テレビ系で放映中）で演じている三浦香苗も、主婦で男の子が一人という役柄だ。「子どもはホントにかわいいですよ。子役の男の子とも仲よくやっています。私の演じる香苗は、一見明るいけれど何かいつも満足していない人…それは、自分とは違うかな」

　ある警察官（本木雅弘）が、心奪われた主婦・奈緒子（水野真紀）にさまざまな罠を仕掛けていく、美しい狂気が「コワイ！」と話題のドラマ。

「怖い話ですよ。静かな怖さっていうか、ヒタヒタとくる恐怖。その中で親友である香苗がどう変わっていくのかを見てほしいですね」

　プライベートでの彼女自身には、「そんなに怖い友だちはいないですけど（笑）、学生時代からの友だちは多いですね。パソコンも友だちに“買え”っていわれて、3年くらい前から始めました」

　現在は2台目のiMacを愛用しているという。

「色はブルーベリーです。ホームページを見たりはあまりしなくて、友だちとのメールのやり取りがほとんど。でも、一時期マシンの調子が悪くて使わないでいたんですよね。ちょうど妊娠中だったし、電磁波の影響も心配かなと思って…。久々に再開してみたら、メールがなんと270件もたまってました！　もう、読むだけでヘトヘトでした」

　それ以来、メールチェックはマメにしている。

「自分からのメールは短いものしか送らないんですけど、もらうぶんには長いのもうれしいんですよね」

　ドラマ収緑中は忙しいスケジュールが続くが、「時間ができたら？　温泉にゆっくり行ってみたいし、日本海の方とか行きたいな。自然のあるところにひかれます。それから、陶芸をしたり…。庭に窯を持っている友だちがいるんですよ。土をいじっていると時間がたつのも忘れて熱中しちゃいます」

　空気が冷たくなってくるこの季節が一年で一番好き、という彼女。女優・妻・母の忙しい3役も自然体で乗り切って、ますます輝いてくれそうだ。

（インタビュー：成川ゆかり）