周囲をうならせるためには、ネット上の最新情報をいち早くゲットするのが効果的。だけど、普通にインターネットを使っていては、素早く情報をキャッチすることなんかできっこない。そこで、ニュースを縦断検索できる検索サイト、更新情報取得ツールを使いこなして、情報通になるノウハウを伝授しよう。ネット上の最新情報を漏らさずチェックして、情報感度をパワーアップさせよう!
検索サイトは、ロボット(スパイダー、クローラー)を使って各ウェブページの情報を自動収集(クロール)する。そしてその情報を検索エンジンでキーワード検索できるように整頓(インデックス化)している。人気のある検索エンジンであるGoogleは、日本語版では20億ページ、英語版では30億ページもの情報をインデックス化している。
当然、情報収集するページが多くなると、クロールにも時間がかかるし、インデックス化にも時間がかかる。Googleのエンジンがページ情報をクロールしてから、インデックス化し、検索結果として反映するまでには28日もかかってしまうのだ。そこで登場したのが、アサヒ・コムやZDnet Newsなどの最新情報をいち早くインデックス化する「オールザウェブ・コム」のニュース検索だ。
同サービスは、世界の3000以上のニュースサイトをインデックス対象としている。驚くべきことに、英語のニュースサイトの情報は、数分から遅くても数十分でインデックス化される。日本のニュースサイトも10数サイトがインデックス対象となっており、アサヒ・コムの内容を検索してみると、9分前、8分前にインデックス化された情報が検索結果で出てくるのが分かる。アサヒ・コムのサイトで、その記事が掲載された時刻を見てみると、掲載時刻から15分後に検索結果として出てくるページもあった。
インデックス化されているニュースサイトがやや限定されているが、それらのニュースサイトを今日起きたニュースのキーワードで横断検索することも可能だ。最新ニュースをチェックには欠かせないサービスの1つといえる。
オールザウェブ・コム:ニュース検索 インデックス化されている日本のニュースサイトは、朝日新聞、読売新聞、産経新聞、日経新聞、共同通信、CNN Japan、日刊スポーツ、ZAKZAK、日刊ゲンダイ、中日新聞、沖縄タイムス、琉球新報、ZDNet Japanなど www.alltheweb.com/?cat=news&lang=japanese
オールザウェブのニュース検索は、決して時間順にランク付けされているわけではないが、新しいページほど上位に来るように設定されているようだ。ページ掲載からクロールで収集されるまでにタイムラグはあるが、9分前、8分前のニュースが検索結果として出てくるのは驚き