「EarthViewer3D」は、全地球規模の衛星画像、航空写真、標高データ、地図情報など、6テラバイトにも及ぶ空間情報データと、ユーザーのアプリケーションごとに設定されるレイヤ情報をサーバから高速ストリーミング配信し、PC側のクライアントソフトウェアでリアルタイムに表示/検索できるサーバクライアントシステムだ。データがストリーミングで配信されているにもかかわらず、検索した場所を瞬時に表示することが可能で、描画はすべて3Dで行われる。世界最大級のCG学会「SIGGRAPH2001」で、インターネット上の技術を各社が競うWeb3D RoundUPにおいてGolden Lasso Awardを受賞している優れもの。米国では既に不動産業界や、大手チェーン店舗の出店計画などに活用されている。また、米国の有名放送局であるABCとNBCがアフガニスタン情勢ニュース放送の際に利用したことでも有名。高解像度の写真だけでなく、標高の情報も持っているので、3D化することが可能となっている。精度は最大で1メートル単位となっているが、日本では東京以外はまともに見られない。デモ版は2週間の試用が可能となっている。製品版は1年間のライセンスが599ドルと設定されている。最低でも128Kbps以上の回線速度がないと実用に耐えないので注意。