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ネットランナー 2002年11月号 2002年10月24日(木)
ベスト・オブ・悪用厳禁ツール

部門賞 開発支援寄付金 30万円
万能ファイル処理ツール
極窓が部門賞をゲット!!

 ファイル観賞部門の部門賞は、ファイルの圧縮/解凍のほかさまざまなことをこなせる多機能ファイルユーティリティ「極窓」に決定した。

 本来であれば、部門名にそのまま結び付く画像・動画ビューワを抜擢したいところだが、ファイル処理に関する極窓の万能ぶりには歯が立たない、という印象だ。インターネット上に流通しているさまざまなファイルに触れれば触れるほど、極窓の存在意義の大きさに気づくはずだ。

「Melt it!」「詩子様」など、多数の偽装解除/圧縮解凍を手軽に行えるツールも部門賞候補に挙がったが、ファイル偽装自体は一時期よりも利用されることが少なくなっているため、極窓の存在が際立ったカタチとなった。

 極窓のメインとなる機能は、拡張子の判別だ。拡張子が消えてしまったファイルや偽装されたファイルでも、極窓で調べれば何のファイルなのか一発で分かる。さまざまな圧縮形式やイメージCDの形式(FCD、CCDなど)、各種エミュレータのロムイメージファイル形式(NESなど)もすべて判別する能力は秀逸だ。

 パソコンをネットにつながずに使っている分には、すべてのファイルの種類に見当が付けられるが、ネットにつなげるとさまざまな種類のファイルに出くわす。それらを判別するために、極窓はなくてはならないツールだ。ネットを使えば使うほど、重要性を増すツールとなるだろう。

ファイル観賞部門賞選評
純谷吉松
OSの入れ替えや消去を日常茶飯事にしている。ウイルスやワームを走らせて遊んだりとか、スパイウェアの送信情報を調べたりしていると、ハードディスクをフォーマットした方が早いからだ。そんな毎日を送っていると、アプリを既にアンインストールしてしまっていて、アイコンは白紙で拡張子を見ても何物なのかさっぱり分からないファイルがわんさかあるのに気づく。捨ててもいいんだけど、あとで必要なファイルだったらと思うと気が気でない。あと、昔気質の人から手の込んだ偽装ファイルが送られてくることもあったりして……。まぁつまりは、極窓がないと生きていけないんです。
darkhorse
極窓が部門賞ということで、昔からネットをし、そして深く深く骨の髄まで知り尽くした人であれば思わず「ニヤリ」と笑いたくなる結果だ。初期のバージョンのころから追いかけ始めた人であれば、もうこのソフトの作者に足を向けて寝られないことは確実。歴史的には、まだP2P関連の各種ツールが出現するよりもはるか以前、ありとあらゆるものがまだ混沌としており無法地帯だったころのインターネットの名残、とでもいうべきソフトだ。拡張子判別ももう極め尽くした感があるが、それでもまだ何かとんでもない進化を予感させてくれる……。
ひみっと
ぱっと見ると3つの別々のカテゴリーが1つの部門でくくられており、「どのような共通点があるのだろう」と首をひねるところだが、いろいろなファイルを扱うという点で、共通点が見いだせる。画像ファイル、音声・動画ファイル、圧縮・偽装ファイル共に料理でいえば素材であり、それを最適の料理方法(画像ビューワ、プレイヤー、圧縮解凍・偽装)で生かす(楽しむ)ことによって、その存在意義が明確になってくるのではないだろうか。そういう意味で、現在、さまざまなソフトがネット上に数多く出回り、対応フォーマットも増加の一途をたどっているが、そんな複雑化するファイル形式に柔軟に対応してくれるツールが極窓といえよう。使い込むほど拡張子の楽しさを教えてくれるツールだ。
@ガッテン
ファイル観賞部門では、IrfanViewの熟成度と扱いやすい圧縮解凍ツールのNoahなどに注目していたが、かなり早い時期からそのユニークさで注目されていた極窓が選ばれた。この原稿を書いている時点のバージョンが、ver17.02とか、何だかすごい履歴になっている。拡張子が不明なファイルの正体を暴くという本来の機能から、圧縮・解凍やウインドウズのシステム関連まで扱ってしまうというあきれるほどの間口の広さを持ち、それらが単にオマケでないところがすごい。
ネットランナー
前評判ではKb Media Playerが部門賞を獲得するかと思われたが、結果は意外にも極窓となった。審査員の皆さんが、長い間極窓にお世話になってきたという事実が部門賞選出の決め手となった。開発バージョンナンバーの多さから見ても、開発支援金を進呈するに値するフリーウェアだ。
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