宇宙規模で考えたらヒトの一生なんてホンの一瞬だけど、ヒトの数だけいろいろな人生があるってものだ。いろいろな人生をパソコン上で簡単に見直してみよう、というのがこの「歳君」というソフトだ。
基本的な機能は生年月日を入れると現在の正確な年齢や干支などを表示し、四柱推命から動物占いによる運勢まで教えてくれるというもの。
さらに、出生日から現在までのデータ(例えば小学校から大学までの在学年月日や学年ごとの年齢など)も表示できる。これらのデータにちょっと肉付けしていけば「自分史」だって簡単にできる。履歴書を書くときも高校・大学などの入学・卒業年度を指折り数える必要もない。
歳君には「今日が誕生日」という誕生日通知ソフトも同梱されている。歳君の画面上から家族や親しい友人などの生年月日を登録できる。これらのデータは保存され、リスト画面に表示されるので「人脈データベース」の作成も簡単だ。このソフト(今日が誕生日.exe)をスタートアップに入れておけば、ウインドウズの起動時に、その日誕生日を迎える人の名前を20秒間音楽とともに表示してくれる。これにより大事な人の誕生日を忘れていた、なんていうウッカリミスもなくなるはずだ。
まずは左上の「入力」画面で自分の生年月日を登録しよう。例えば誕生日が1980年12月31日なら「西暦」を押してから数字画面で「1980年」と押し、次に生年月日を「12月31日」と押す。中央下段の画面では、大事な人の誕生日も登録できる
テレビや音楽には飽きたが、静かすぎる夜もちょっと、というあなた。マウスに「音」機能を付ける「Noisy Mouse」を試してみよう。ただし、Noisyってくらいだからさわやかな音とはいえないが……。
使い方は簡単。ウインドウズのいろいろな動作に音を割り当てる要領で、コントロールパネルからサウンドとマルチメディアのプロパティを選び、Noisy Mouseに含まれる3つの音を割り当てるだけ。デフォルトの音はイマイチ色気に乏しいので気に入った音を登録するのも面白い。ただし、にぎやか過ぎて疲れるといわれても責任は取れないのであしからず!
1. 付録CD-ROMに収録しているnmouse20.zipを解凍すると、7つのファイルが現れる
2. インストール実行後「サウンドとマルチメディアのプロパティ」画面にNoisy Mouseが登録されるので各マウスボタンを選んで「参照」を押し、Noisy Mouseのフォルダに含まれるWAVEファイルを登録する
毎日デスクトップ上を上下左右に動き回るマウスカーソル。その律義な動きを見ていると、何だか自分を見ているみたいで切なくなってしまう。「お疲れだよね、マウス君」ってワケで、適当な時間ごとにマウスカーソルに休憩してもらおうというのが、ここで紹介する「寝るマウス」(寝るのはマウスじゃなくてカーソルだけど)。マウスが眠る様はいかにも気持ちよさそうで、見ているこちらまで思わず眠気におそわれそう。不眠で悩む方にはオススメかも? 寝るマウスは付録CD-ROMに収録しているので一度お試しあれ。
1. sleep.exeを解凍するとneru.exeとreadme.txtが現れる。デフォルト設定では180秒ごとに実行するようになっているので、しばらくは何も起こらないように感じる
2. 居眠りを始めたマウスカーソルの様子。鼻チョーチンが膨らんだりしぼんだりしながら眠る様子がユニーク
3. トレイアイコンから「設定」を選ぶと、居眠りするまでの時間が変更できる。デフォルトは180秒。まずは試しに10秒程度でその眠りを体験してみるといい