IMやP2Pを感染源にするウイルスは登場し始めてからさほど時間がたっていないため、感染力が弱く、大きな被害を及ぼしていない。プレビューを見ただけで感染するメールワームと異なり、送信されてきたファイルを起動しなければ感染することもない。だが、進化してさらに高い感染力を持つようになれば、メールワーム並みの猛威を振るうだろう。
IMやP2Pソフトに新たなセキュリティホールが見つかった場合、自動的に感染してしまう危険性がないとはいえない。常にソフトを最新版に保ってセキュリティホールをふさぐ必要がある。その一方で、ウイルス対策ソフトを導入するなどの手を打っておこう。不審な実行ファイルを開かない心構えも重要になってくる。
万が一感染した場合は、ウイルス対策ソフトを使って駆除するのが一番いい。ウイルスパターンを最新版にアップデートすれば、これらのウイルスにも対応できる。