4. 左側のウインドウに、リネームする候補となるファイルが登録される。次にプルダウンメニューから、定義ファイルを呼び出すアニメのタイトルを選ぶ
5. 「リネーム後ファイル名」の欄にサブタイトルの一覧が表示される。この状態で左側のウインドウから各タイトルに対応する動画ファイルを選択し「>」ボタンで登録する。左側の動画ファイルが正しく話数順に並んでなかったときは、ファイルを1つずつ選んで順番を指定しながら登録していくことも可能
6. 「リネーム前ファイル名」と「リネーム後ファイル名」の対応が正しいことを確認したら、あとは「OK」ボタンを押せばいい
7. エクスプローラで確認してみたところ。めでたくファイル名がアニメタイトル+話数+サブタイトルに変更されている
通常のアニメは24fpsで作られていることは既に紹介した通りだが、最近はオープニング部分だけ30fpsで本編は24fpsといった具合に、1本の番組内で24fpsと30fpsと異なるフレームレートの映像が混在した作品が増えてきている。この手の映像は、単純に24fps化してしまうとオープニングの部分だけコマ落ちしてしまうし、30fpsのままだと本編の動きがぎこちなくなってしまう。そのような映像に対応するために編み出された手法が「120fps化」と呼ばれるものだ。これは映像に「NULLフレーム」と呼ばれる実際には存在しないフレームの情報を挿入することで、映像を24fpsと30fpsの最小公倍数である120fpsに見せかけるというものだ。「AVI60」というツールを使えば簡単にその作業が行える。
この手法を使えばファイルサイズをわずかに大きくするだけで、滑らかなアニメを作成できる。とはいえ実際の作業はどこが24fpsでどこが30fpsなのかを自分で見極めて映像を分割。24fpsの部分に対して24fps化の作業を行ったあと、24fps部と30fps部それぞれにAVI60で120fps化を施し、その後映像を連結しなければならないので、結構手間がかかる。しかしそれだけの効果は確実にあるので、こだわり派はチャレンジしてみよう。
AVI60での120化は、AVI60G UI.EXEを立ち上げて「入力ファイル」の欄で120fps化したいファイルを指定。あとは「実行」ボタンを押すだけだ。24fps部と30fps部を分離して、それぞれ120fps化し、その後AviUtlなどを使って映像を連結するという手順を踏むことになる