4. ブラックリスト機能をオンにするとデータベースへの照会に時間がかかるようになるため、タイムアウトを3分ほど(約180秒)に設定しておく。これで設定は完了だ
スパムメールを駆除するツールを使うのはいわば「対症療法」にすぎず、根本的な解決にはなっていない。理想とする状態は「スパムメールが一通も来ない状態」であるはずだ。実際に複数のメアドを所有している人であれば分かるはずだが、スパムメールが山ほど届くメールアドレスと全然届かないメールアドレスがあるはずだ。スパムが山ほど届くメールアドレスというのは、よく考えてみればネット上で連絡用として公開していたり、掲示板などに書き込むときに思わず書いてしまったメールアドレスであるはずだ。スパム業者はこのメールアドレスを回収して、スパム送信リストに登録してメールを送ってくるわけだ。
そう、ウワサではよく聞く「メアド回収ロボット」という種類のソフトがこの世には存在するのだ! ここでは数あるメアド回収ロボットの中から、海外でよく使われている「Email Spider Easy」を紹介しよう。これはまず、Googleなどの検索サイトを使って指定された特定のキーワードを検索、出てきた検索結果のページに列記されているURLを次々と読み込んで巡回し、メアドを抽出するというタイプだ。ページは、HTML以外にもCGI・PHP・ASPなどの動的ページにも対応。メールアドレスっぽい文字列であればすべて回収するという凶悪なソフトだ。つまり、ネット上でメールアドレスを公開するということは、いつでもこの種のロボットに収拾される危険が伴っているということになる。