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御三家とは一線を画すクオリティ――ソニー“シネザ”「VPL-HS50」レビュー:劇場がある暮らし――Theater Style (6/7 ページ)

» 2004年11月05日 21時09分 公開
[本田雅一,ITmedia]

各モードの違い

 各プリセットモードの絵作りは基本的に共通。ソニー製プロジェクタの場合、プリセットモードのパラメータを変更するとそのまま記憶されるため、後からいくらでも変更できるので参考程度に。ダイナミック時にも、そのままランプ光を素通しするようなことはなく色バランスは崩れない。

車の写真

photo

ダイナミックではコントラストが伸長され、迫力はあるがギトギトとした絵に。ランプモードも高で絞り開放となる。ある程度の明るさが部屋にある場合に選択するモード。

photo スタンダードは絞り開放、ランプモード低。青空、車の色なども濃く、鮮やかに描写される。黒も十分に沈んでいる
photo シネマではアイリスがオートとなる。この絵ではスタンダードとの違いは明確ではない。

人物

photo ダイナミックモードはかなり派手に演出されているが、やはり色バランスはさほど崩れず、なかなか使えるモードであることがわかる。
photo スタンダードもなかなか自然だ。黒沈みも液晶プロジェクタとしては十分なもの。
photo しかしシネマにするとアドバンストアイリスのオートモードが有効に働き、背景のディテールはそのままに明るい顔の部分がより明るくなり、立体的な描写になる

風景

photo 車の写真とほぼ同じ印象。ダイナミックはかなり派手だが、明るい場所ではこのぐらい派手でなければ、色が薄く感じるものだ。
photo ノーマル。シネマの差はほとんどなく、アドバンストアイリスオートは通常の風景でほとんど開放になることが伺える
photo シネマ

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