製造業エンジニアが転職で失敗しないためには?

技術の空洞化が叫ばれて久しい今日、優秀なエンジニアを確保することが製造業の課題となっている。業界の状況に危機感を抱き、より良い環境を求めて転職を考えるエンジニアも多いだろう。転職を成功させ、有意義に働く秘策をメイテックネクストが提供する。

» 2007年01月22日 10時00分 公開
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エンジニアの“不安”を払拭すれば、日本の製造業はまだまだ伸びる

 今日、業種・業界を問わずビジネスパーソンの頭を悩ます問題といえば「自分のスキル1つでどこまで通用するか」ということだろう。平成不況を経験し、企業の在り方自体が不安定になっている現在、「常に変わらぬ仕事の場」という保証は薄れてしまっている。これは一般ビジネスパーソンに限ったことではなく、エンジニアにとっても大きな課題だ。むしろ製造業に従事するエンジニアこそ、この問題に悩まされているといえる。

 高度成長期から今日に至る長い間、世界的に認められてきた日本への賛辞「技術立国・日本」。その評価を支えてきたのが、ほかならぬ製造業だ。高品質な製品を迅速に供給するために、設計・開発はもちろん、生産工程まで改善を重ね、他国の追随を許さない技術力を築いてきた。そうした技術は企業ごとに脈々と受け継がれ、その企業を形作る文化となっている。

メイテックネクスト 執行役員 六郷裕之氏

 この状況に変化が生じたのは、約10年前のこと。コスト競争力強化のため、生産拠点を海外に移転するといった戦略が採られるようになり、多数のエンジニアが海外に派遣された。平成不況を生き抜いたメーカーは、現在のところ生産力やコスト競争力で優位を保っているものの、国内技術力の空洞化を招いてしまっている。一方で、学生の理系離れは高まるばかり。つまり業界そのものがターニングポイントを迎えているのだ。エンジニアであれば、危機が迫っているのを感じずにはいられないだろう。

 そんな中、自分の望む仕事のできる、より良い環境を求めて転職を希望するエンジニアが増えてきている。しかし、これまでの所属企業で学んできた技術が、他社でどこまで通用するかを判定するのは難しい。危機感を覚えてはいても、即転職はできないという事情があるのだ。

 こうした状況を打破するため、2006年7月に“満を持して”立ち上がったのがメイテックネクストだ。メイテックネクスト 執行役員 六郷裕之氏は「製造業を取り巻く環境は、明らかに10年前と変わりました。企業はエンジニアの確保に注力し、一方でエンジニアは不安を抱えながらも転職できないという状況にあります。エンジニアの抱える不安を払拭(ふっしょく)し、国内技術力を高めれば、日本の製造業はまだまだ飛躍できる可能性を秘めている。メイテックネクストはエンジニアの不安を払拭し、製造業そのものを活性化して、エンジニアが働きやすい未来を提供したいと考えているのです」と語る。

転職に慎重な製造業エンジニアが抱く「漠然とした不安」

メイテックネクスト CA(キャリアアドバイザー)統括マネジャー 河辺真典氏

 メイテックネクスト CA(キャリアアドバイザー)統括マネジャー 河辺真典氏によると、エンジニアが抱える不安には3つあるという。まず「自分の技術力が他社で通用するのか」という不安、そして「転職して成功するのか」という不安、最後に「そもそも、他社がどんなことをやっているのか分からない」という不安だ。

 「製造業」と一口にいっても、歴史は古く、業界自体も製造する対象によって細分化されるほど巨大だ。人を1つの会社でじっくり育てるという伝統的な風潮があるため、なかなか他社の情報を得られないという難しさもある。こうした懸念点を払拭するには、「自分が持つ技術力を客観的に認識すること」「その技術力について、どのような応用が可能なのかを知ること」「さまざまな企業について、経営情報から内部的な環境まで含めて知ること」の3つが実現できればいい。つまり「知ること」からすべてが始まるわけだ。

 「知らなければ、成功するかどうかも分からない。そもそもキャリアのデザインができません。だからエンジニアが不安を抱えてしまうのです。私たちは、エンジニアの技術力を客観的に分析し、その方に合った働き方を描くところから始めます。転職支援企業は多数ありますが、根本的な発想が異なるのです。そのため、ほかの転職支援企業では絶対できないサービスを提供していると自負しています」と河辺氏は語る。

製造業エンジニアを元気にするメイテックネクスト、その理由

 メイテックネクストだけができる「エンジニアのためのキャリアデザイン」。それは、特定派遣業に30年以上の実績を持つメイテックグループの一員としての強みと、その実績から構築された「ベストマッチングシステム」(B.M.S)と呼ばれるシステムに裏打ちされている。

 メイテックネクストの親会社であるメイテックは、1974年の設立以来、設計・開発や生産技術を中心に、優れた技術を持つエンジニアを延べ数千社に及ぶメーカーに派遣してきた。そのため、定性的な企業情報はもちろん、会社の文化や風土といった表に出てこない情報までも蓄積している。当然、あらゆる技術分野を深く理解し、技術力を客観的に分析する見識眼もある。例えば「自動車エンジンの基本設計に携わっていた方に対し、その技術力を航空設計分野にどう生かせるか、ということを客観的に提案できる」(六郷氏)という。

 こうした提案を支援するのが、同社独自のシステムB.M.Sだ。これはエンジニア個人の技術と求人案件のデータベースシステムで、入力された情報を基に最適な仕事を探し出すものだが、他社のシステムと大きく異なる点が2つある。

 それは対象者の実績について「どんな分野をどのくらいの年数で、どんなツールや技術知識を使って進めてきたか」を細かく入力できる点と、希望の仕事についてスキルが十分かどうか見極めてくれる点だ。例えばビデオカメラの設計ならば、「CADソフトウェア『Pro/ENGINEER』を使っていた」「特に回路の設計の専門だった」といった情報を詳しく入力していく。延べ数万人のエンジニアのデータおよびメイテックグループの取引先企業延べ数千社のデータを蓄積しており、その豊富さも自慢だ。

 通常ならば求人案件を紹介して終わるところを、さらにB.M.Sでは、スキルを判定したうえで「この希望先企業に行くには、このスキルやツールを覚えていた方がいい」ということまで表示してくれる。そのため、「転職先で仕事ができるのか」という不安が転職前に完全に払拭できるのだ。

 ちなみに、スキル判定の基礎となる技術力データは数年置きに更新されている。ツールにも最新のものや流行のものがあるし、技術の進化によって求められる技術力にも変化が生じる。そのため、常に最新の技術動向で、自らのスキルを客観的に判断できるのだ。また、同社では今後「特定ソフトウェアやスキルについて、研修サービスも充実させていく」(六郷氏)ということで、求人案件の紹介だけでなく、エンジニアのスキルアップ、自己啓発についても支援している。

 「不安をなくすには、行動を起こすのが一番。そして行動を起こすには、まず『知る』ことが重要です。メイテックネクストのキャリアアドバイザーの半数はメーカー技術系出身者、半数は多数の方の転職支援を行ってきたプロフェッショナルで構成されています。必要に応じて、2対1で面談をすることも。こうして転職したいエンジニアと、高い技術力を求めるメーカーとを結び付けることで、日本の製造業の底力を上げていきます」と六郷氏は語る。

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提供:株式会社メイテックネクスト
制作:@IT自分戦略研究所 編集部/掲載内容有効期限:2007年2月23日