庶民派価格とともに“製品の作りの良さ”も魅力のユニデン液晶テレビ。その生産拠点である自社工場、中国シンセンのテレビ工場を訪問。ユニデン液晶テレビの品質は、同社が長年培ってきた生産技術に裏付けられていた。
メーカー直販による“庶民派価格”で、テレビ市場をにぎわしているユニデンの液晶テレビ。ユーザーからは「期待以上に満足度が高い」との声が多く上がっている。
その理由のひとつが、“製品の作りの良さ”だ。高い生産技術をベースに作られる日本メーカーのテレビは、世界に誇る工業製品のひとつ。映像性能のみならず、本体のデザイン・質感も含めて、外国メーカーには真似のできない“作りの良さ”が、日本のテレビの評価を高めていることは間違いない。
これまでメーカー直販のテレビには、そんな“作りの良さ”が欠けていたのだが、ユニデンのテレビには日本メーカーならではの高いクオリティの製品がラインアップに並んでいる。たとえば、値ごろ感のある地デジ対応テレビに次世代インタフェース「HDMI」を早くから搭載したほか、日本メーカーがなかなか踏み切れなかった「白いカラーリングのテレビ」にも大胆に挑戦してインテリア志向のユーザーから高い評価を得るなど、新境地も開拓している。
ユニデンのこの“製品の作りの良さ”を下支えしているのが、自社工場の存在だ。直販スタイルで低価格を売りにするメーカーのほとんどが、委託生産を行っているなか、ユニデンは“日本メーカー”として自社工場での生産に一貫してこだわっている。
その生産拠点である自社工場、中国シンセンのテレビ工場を訪れてみた。
香港からフェリーに乗ると、約1時間ほどで深セン(シンセン)市の福永港に到着する。この港からクルマで10分ほどの場所に、ユニデンの製造拠点であるシンセン工場「友利電電子(シンセン)有限公司/Uniden Electronics Products(Shenzhen)Co., Ltd.」がある。
敷地面積はなんと10万3000平方メートル。入り口付近からはその広さを把握しきれなかったが、工場に併設された従業員宿舎棟の屋上に上るとすぐに、その広大な様子が一望できた。
この広大な敷地に年間3000万台の生産キャパを誇る生産ラインをはじめ、製品倉庫、事務棟、動力棟を完備するほか、6000人を収容可能な従業員宿舎を備える。従業員向けの大食堂も用意し、まさに「生産都市」を形成しているのだ。2004年には敷地内に開発棟「チャイナディベロップメントセンター」を設置。設計から試作まで製造と直結した開発システムを持つことで、よりスピーディーな製品化を図っている。
シンセン市は、中国の中でも国外資本や技術の導入が認められた地域が多く、日本を含めた数多くの外国企業が進出している。
ユニデンのシンセン工場ができたのが1993年の2月。近年こそ経済成長著しい中国だが、14年以上前に進出していた日本企業はほとんどなく、同社の先見性が垣間見える。品質管理に関しては、1994年にISO9001、1997年にISO14001の認証をそれぞれ取得。国際基準に基づいた品質管理による生産を行っている。
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提供:ユニデン株式会社
制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2007年9月30日