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» 2008年03月01日 00時00分 公開

自宅のバカでかいスピーカー顔負けのリアリティ――「YSP-3000/4000」でアレを視聴してみた(2/3 ページ)

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各社薄型テレビと操作連係する「リンク機能」

 実際に音を聴いてみると、壁や天井の反射を利用してリアルなマルチチャンネル・スピーカー環境が再現されているということがよく分かる。というのも、リスニングポイント背面の左右の壁の材質が異なっている場合、テストトーンの音色がサラウンドL/Rで明らかに異なって聴こえるのである。

 YSP-4000の横幅は、42V型クラスの薄型テレビとほぼ同じ1030ミリ。YSP-3000のそれは800ミリで、30V〜40V型程度のテレビの下に置いてちょうどいい大きさだ。ビームスピーカーの出力レベルを考えると、YSP-4000は約30畳、YSP-3000は約20畳くらいまでが推奨できる空間の広さだとメーカーは言う。

 両機とも、専用マイクを用いて部屋の広さや形状、壁面の材質を測定し、それに合わせてビーム角や音質を自動調整する「インテリビーム」機能を搭載している。同社製AVアンプでお馴染みの「Y.P.A.O」をアレンジしたこの機能、測定に要する時間は約3分。購入して最初に一度このインテリビーム調整をしておけば、その部屋に最適な音が常にサービスされるという寸法だ。

 また、テレビのリモコンでYSP本体の操作ができるリンク機能に対応しているのも見逃せないところ。両モデルは、映像と音を1本のケーブルで高品位伝送できるHDMI端子(入力2系統、出力1系統)を装備しており、同端子を持つ他社製テレビとつなげば、その付属リモコンを用いてYSP-3000/4000の電源オン/オフや音量調整、入力切替えなどの基本操作が行なえるのである。

 パナソニックのビエラリンク、東芝のレグザリンク、日立のWoooリンクとの連携動作が保証されているが、そのほかのメーカー製テレビとのリンクもほぼ問題ないようだ。

 東京・泉岳寺にあるヤマハの視聴室で、YSP-4000、YSP-3000をセットアップしていただき、両モデルの音を聴き比べてみた。

photo YSP-4000を視聴中の筆者

 この広さ約16畳の視聴室は残響時間特性が0.2秒程度の非常にデッドな空間だが、BDプレーヤーとHDMI接続し、音楽CDを「ステレオ」モードで聴いて、両モデルとも非常にしっかりした、聴き応えのある音を聴かせてくれることに感心した。テレビ内蔵スピーカーやTVラックスピーカーとは一線を画す高音質であることは間違いない。


photo サブウーファー「YST-FSW050」 希望小売価格2万2050円

 同じスピーカーユニットを同一のデジタルアンプで駆動しているので、両モデルの音調はたいへんよく似ているが、キャビネットの造りがより堅固で電源容量に余裕があるYSP-4000のほうが、中低域のしっかりしたより本格的な音といえる。しかし、YSP-3000は後発モデルだけによりヴォイシング( 音の詰め)が進んでいる印象もあり、音のまとまりがたいへんよい。YSP-3000で音楽CDを聴けば、確かに低音の不足を感じるが、組み合わせを想定して開発されたサブウーファー「YST-FSW050」を加え、クロスオーバー周波数を100Hzに設定、それ以下の周波数の低音を補ってやると、俄然本格的なサウンドが楽しめるようになった。そこで、このYST-FSW050を加えてYSP-3000で様々な音楽/映画作品を体験してみることにした。

 SACD「サム・クック/ライブ・アット・ザ・コパ」のCDトラックを聴いてみよう。これは、1964年にニューヨークのクラブ「コパカバーナ」で収録された、往年の真空管録音の素晴らしさが実感できるライブである。YSP-3000は、2チャンネル・ソースを5ビーム化することができるが、その際選べるモードは6種類ある。そのうちの1つ「Neo6 Music」の響きがたいへんナチュラルで素晴らしかった。ステレオ・モードに比べると音圧感が下がるので音量を+80まで上げたが、200人規模のクラブにふさわしい音の広がりが得られるのと同時に、サム・クックの甘い歌声がクローズアップされ、ゆったりとした気分でこのライブを楽しむことができた。テレビ内蔵スピーカーでは、とてもこうはいかない。

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提供:ヤマハエレクトロニクスマーケティング株式会社
企画:アイティメディア営業本部/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2008年3月31日