ユニデンの液晶テレビは42型を筆頭に幅広いラインアップを揃えているが、最小サイズの19型も決して機能・性能を省いたローエンドモデルという位置づけではない。映像へのこだわりに関しては、最上位機種の42型ともなんら変わらない内容なのである。
デジタル放送への移行、薄型テレビの普及などを要因に、テレビの“買い替えどき”と目される時期が長らく続いている。なんにせよ製品選びは楽しい半面、難しく悩ましいものでもあるが、テレビの場合はすでに一家に1台ではないケースが多いため、事態はさらに複雑だ。予算や購入時期はどう配分するか。同じメーカーで揃えていくか。あるいは、ちょうどいい機会とばかりに、さまざまなメーカーの製品に手を出してみるか。人それぞれに思惑は異なってくるだろう。
いずれにしても、まずは手始めにリビングのテレビを買い替えて、その後、ほかの部屋のリプレースを進めていくというのが一般的なやり方に違いない。ただ、比較的短期間のうちに2台、3台と続けて購入する必要があるのなら、予算も最初から全体を見越して考えないといけない。極力安く、無駄のない買い物をしたいというなら、逆に寝室などのパーソナルサイズから攻めていく手もあるだろう。
つまり、パーソナルサイズでいわゆる“低価格テレビ”を試してみて、実際に満足できる品質だと自分の目で判断したならば、リビングには同じ製品の大画面モデルを導入すればいい。ユニデンでは、まさしくそんな買い替え方に適した製品ラインアップを提供している。
ユニデンの液晶テレビは、19型をはじめとする幅広い画面サイズの製品を取り揃えており、最上位機種は42型ということになる。しかし、決して42型がシリーズ随一の高機能を追求したハイエンドモデルというわけではなく、19型が機能を省いたローエンドモデルというわけでもない。
同社技術本部課長の柚木康宏氏、および、技術本部次長の森紀昭氏に話を伺ったところ、基本的にはすべての製品に対して同じこだわりを持ちつつ、“最適な機能を最適な価格で”提供しているという。
「42型と37型はフルHD対応で、解像度が異なるという点はありますが、これはあくまでも一定のサイズ以上の画面にはより高い解像度が必要という判断であり、基本的には画面サイズに関係なく、全モデルで同じコンセプト、同じ見せ方を追求しています。内部での映像処理に関しても違いはありません」(柚木氏)
当然ながら、42型の性能がおざなりにすまされているというわけではない。開発・生産・販売という全工程でのコストを可能なかぎり抑えることで低価格での製品提供を実現しているユニデンでは、もともと、機能面では本当に必要なものだけでシンプルにまとめるというスタンスではあるものの、映像品質をはじめとするテレビとしての基本性能にはしっかりと取り組んでいる。
その性能を裏打ちするのは「ピュアFHDプロセッシング」「マルチドメインカラーマッピング」「インテリジェントクラリティ」で構成される高画質映像処理回路なのだが、これらは全モデルに共通して搭載済みだ。
ユニデンの液晶テレビでは、HDMI入力、コンポーネント入力ともに1080pに対応しており、信号処理の入力から出力まで完全に1080pに対応した「ピュアFHDプロセッシング」で処理可能。フルHDパネルの42型と37型はもちろんのこと、それ以外のモデルに関しても、内部的には入力されたフルHDの映像情報をそのまま液晶パネルまで伝達している。
また、複数の色領域を独立して補正可能な「マルチドメインカラーマッピング」を実装することで、液晶パネルで再現可能な色の範囲とNTSC規格で想定している再現範囲の違いを、領域ごとにきめ細かく補正。さらに、「インテリジェントクラリティ」では映像内の輪郭部分とノイズ部分を高精度で判別し、輪郭部分のみに適切なシャープネス処理を施すことで、デジタル放送特有のノイズを抑えている。
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提供:ユニデン株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2008年6月20日