Aシリーズは、上位機種に搭載された便利機能も数多く反映されている。スタンダードクラスといえば、そうした付加価値の部分は割愛されがちだが、重要な機能を選んでしっかり採用した点はとてもありがたい。
例えば、よく見る番組やジャンルをテレビが学習し、ボタン1つで切り替えることができる「常連番組」機能や、1人暮らしにありがたい「おはよう・おやすみタイマー」などが挙げられる。常連番組は、SE1ラインで初めて採用したもので、LED AQUOS以外に搭載されるのは初めてだ。
そして一番の注目は、やはりインターネットを活用した情報閲覧機能だろう。Aシリーズでは、Yahoo! JAPANと提携した専用コンテンツを用意。毎日新聞やスーパーのチラシなどを閲覧することができる。なかでも自宅の場所の郵便番号を入れるだけで、近所のスーパーのチラシを見ることができるのは、新聞を定期購読していない家庭にとっては、かなり重宝する機能となるはずだ。
一方で、PCからネットに登録した写真を楽しめる「ネットTVアルバム」なども便利だ。これを活用すれば、パソコンになじみの薄い両親も、孫の写真をいつでも気兼ねなく楽しむことができる。
そして、アクトビラへの対応も見逃しがたいポイント。天気や株価、ショッピングなどさまざまな情報を得られるほか、ビデオ・オン・デマンドの映像配信サービス「アクトビラ ビデオ・フル」にも対応。ネット回線を通じて、ハイビジョン映像のビデオコンテンツをフル画面で堪能できる。ここまで多彩なサービスが提供されていれば、パソコンもレンタルビデオもいらないだろう。テレビ1つでかなり楽しめる。
仕事柄、よく人に「おすすめのテレビは?」と聞かれる。そんなとき、まず予算をたずねるようにしているのだが、今はその必要もない。Aシリーズは、映像クォリティーと機能の両面で、価格帯を超えた魅力を持っているからだ。画面サイズは、40V、46V、52V型の3タイプが用意されているため、リビングルームのメインテレビとしてはもちろん、寝室や個室に置く2台目としても魅力的だろう。
実はこのあと、シャープからはUV2A搭載パネルならではのメリットを活用した4原色技術や3D対応テレビの登場が控えている。先日、開発途中の製品の映像をチェックする機会に恵まれたが、これもまた従来の常識を覆すインパクトを持っていた。4原色パネルで見た黄色や青の鮮やかさ、そしてメガネを通しても明るい3Dテレビ。陽光のふりそそぐ明るい路上のシーンを見たが、本当に“まぶしい”と感じた3Dテレビは初めてだ。これも開口率を上げたUV2A技術や4原色パネルがあってこそだろう。
UV2A技術の登場とともに急激な進化を始めたシャープの勢いは、とどまるところを知らない。今後、どこまでの高みに上っていくのか、大いに期待して見守りたいと思う。
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提供:シャープ株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2010年6月8日