世界初の3Dプリンター&スキャナー複合機「ZEUS」がいよいよ日本上陸――PCいらずのカンタン3Dプリンターの実力とは?立体物をコピー!(3/3 ページ)

» 2015年08月26日 10時00分 公開
[PR/ITmedia]
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誰もが簡単に扱えるオールインワンの3D複合機

 ZEUSを使ってみて思ったのは、「こんなに簡単でいいの?」ということ。筆者は他社製の低価格な単体3Dプリンターを所有しているのだが、この製品を使いはじめるときに、出力用のPCをどうするか、ということに悩んだ経験がある。最初はメインで使っているWindows搭載デスクトップPCにインストールして使おうと思ったのだが、3Dプリントを行なっている間はPCの電源を落とすことができないのが不便だった。

 それならばと、サブで使っているMacBookにMac用ソフトを入れてみたが、今度はMac用ソフトウェアが未完成と呼べるシロモノで、Windowsに比べるとすこぶる使い勝手が悪い。仕方ないから3Dプリント用にノートPCでも買うか、とも考えたが、3Dデータを扱うにはそれなりにCPUパワーも必要となるので、ある程度のスペックのPCを買うとなるとその分コストもかかってしまう。

 とまあ、単体の3Dプリンターの場合は、それを運用するためのPCをどうするか、ということまで含めて導入を考える必要があるのだが、ZEUSの場合は3Dデータの向きを整えたり、スライスを行なったり、プリントやスキャンの品質を調整する機能がそれ自体に内蔵されているため、何も考えずに箱から出してすぐに使いはじめることができる。

こちらは「ZEUS」を使い、ホワイト以外のフィラメントで成形したもの。かなり細かい部分まで再現されている

 単に3Dスキャナーと3Dプリンターを合体させただけというわけではなく、誰もが簡単に使えるように直感的なユーザーインタフェースを採用したり、3Dスキャンに自動補正機能を搭載したり、3Dプリンターにオートキャリブレーション機能を搭載したりと、専門的な知識がなくても扱えるようにさまざまな点が工夫されている点も魅力だ。これなら3Dプリントに不慣れな人でも、「この立体物をコピーしたい」「ネットで見つけた3Dデータを出力してみたい」という思いをすぐに実現させることができるだろう。

コピーではなく3Dデータをもとに出力したもの

 ちなみにZEUSの日本総販売代理店であるsantecは、1979年創業の光部品・光測定器製造販売企業で、光を利用したさまざまな計測技術を保有している。同社は2015年7月にAIO Robotics社への出資と業務・技術提携を発表しており、日本においてメーカーとしての実績、技術力のあるこのような企業が製品サポートを行うという点も心強い。また、アメリカでは1年保証が有料オプション(350ドル)として提供されているのに対し、日本ではsantecが1年保証を標準にしていることからも、日本企業らしいサポートが期待できる。オフィスだけでなく、学校や研究所、個人など、あらゆるシチュエーションで活用できるオールインワンの3Dプリンター/スキャナー複合機として注目したい。

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提供:サンテック株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia LifeStyle 編集部/掲載内容有効期限:2015年9月3日

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