マイクロフォーサーズで“次の1本”を選ぶなら オリンパス「M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8」はいかが?(1/2 ページ)

レンズ交換式カメラの醍醐味は、明るい単焦点レンズにあると言っても過言ではない。単焦点レンズを1本買ってみると、キットレンズとしてボディーに付属する標準ズームレンズとはまた違った世界が撮れるようになる。

» 2016年06月24日 10時00分 公開
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 マイクロフォーサーズ規格のよさは、コンパクトで手頃な価格でよく写るレンズがそろっている点にある。レンズがコンパクトなので、フルサイズのシステムと比べて、バッグの隙間に数本多く入れられるし、価格も手ごろなので挑戦しやすい。カメラと一緒に買ったコンパクトな標準ズームレンズだけを使っていてはもったいないのである。

 では2本目のレンズに何を買うべきだろうか。

 候補はたくさんあるわけだが、室内や街の何気ない写真をきれいに撮りたいなら、35mm判換算で34mm相当になる、17mm F1.8が面白い。正確には「M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8」という。ZUIKOは「瑞光」をローマ字にしたもの。オリンパスのレンズのブランド名だ。OM-D E-M10 Mark IIなどとセットになっている標準ズームレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ」は焦点距離が14-42mmだから、17mmはそこに含まれてるじゃないか、と思うかもしれないが、面白いことに、いざ使ってみると全然違うのである。写りも違うしボケも違う。

M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8 OM-D E-M10 MarkIIに装着したM.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8。コンパクトでボディーに似合うレンズである。デザインもいい

17mm F1.8で昼の横浜を撮る

 「いいね」をもらいやすい写真……というものがある。好き嫌いがある言い方だろうが、その言わんとするところは、“デジタル一眼で撮ったような印象的な写真”だと考えるといい。SNS時代らしい表現にしたものだ。

 ここでいうデジタル一眼で撮ったような写真とは、きっと日常の何気ない風景や街の何気ない1コマを、ボケなどを活用して、印象的に切り取った写真のことだ。

 例えば、横浜の山下公園にいる氷川丸。普通はこんな風に撮るだろう。

M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8

 でもちょっとひねってこう撮ってみると印象が変わる。あえて船の方をぼかしてみたわけだ。

M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8

 観光記録的な写真としては1枚目でいいのだけど、2枚目の方が港っぽい雰囲気で印象的だ。このように何気ない光景を自分の目で切り取るのに、17mm F1.8というレンズはちょうどいいのである。

 コンパクトで質感も高いので、カメラを首から提げて散歩するのに最適だし、F1.8という開放絞り値は、標準ズームレンズのF3.5-F5.6に比べて明るく、背景が大きくボケるので、より印象的な写真を撮りやすいのだ。

 実際にどんな写真が撮れるのか、このセットを持って横浜を歩いてみた。

 といいつつ横浜とは何の関係もない写真がいきなり登場して恐縮だが、そんなことは気にせず、気になったものを撮るべし。撮ったのは作業用トラックに積んであった工具である。これを正面から撮ったらカッコいいと思ってしまったのだ。

M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8

 背面モニターをチルトさせたり、電子水準器を活用したりすれば、真正面から被写体を捉えるのにいい。構図を決めたらタッチAFを使ってピンポイントでフォーカスを合わせる。

 削りくずの質感まできれいに描写してその上背景がほどよくボケてくれる。オリンパスのカメラはモニターがチルトするので一番いい高さに合わせやすいのもポイントが高い。

 モニターを逆に傾けると、上からのスナップも撮れる。

 次の写真は中華街を歩いていて見つけたもの。少し上から狙って赤を強調した写真にしてみた。

M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8

 モニターを上に向けてしゃがめば、花を下から見上げると同時に背景をぼかして入れるという技も使える。

 歩いているとどうしても立った人間の目線で見てしまう。そんなときふとしゃがんでローアングルになってみると、いつもとは違う角度で街を見ることができるのだ。

 快晴下で絞り開放のF1.8で撮ると、シャッタースピードを速くしなければならないが、その場合はより高速なシャッターを使える電子シャッターに切り替えるといい。ちなみにE-M10 Mark IIの場合はメニューから「静音モード」を選ぶとそれになる。覚えておくとよいポイントだ。

M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8

 被写体としっかり向き合って集中して撮りたいときはファインダーをのぞく。そしてピンポイントでフォーカスを合わせる。公園で猫を見付けたので、猫の目にピントを合わせて狙ってみた。背景の木々がきれいにボケてくれるので、猫がより際立ってくれる。

M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8

 背景のボケを生かしたいときは被写体にぐっと近寄るのがいい。被写体に近寄って撮るほど、背景は大きくボケる。これは古い洋館の窓のロック。凝ったデザインがカッコいい。

M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8

 逆にちょっとキリッと撮りたいときは少しだけ絞る。F2.8まで絞るとずいぶん変わる。凝ったデザインの住宅にベンツが止まってたのでローアングルで狙ってみた。

M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8

 せっかくのオリンパスカメラなので、アートフィルターも使ってみたい。横浜にはリーニュクレールがよく似合うのである。

M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia LifeStyle 編集部/掲載内容有効期限:2016年6月30日