「LISMO Music Store」が5月17日オープン──価格は1曲約300円
KDDIは、PC経由の音楽配信サイト「LISMO Music Store」を5月17日にオープンする。1曲当たりの価格は約300円前後で、着うたフルと同一料金での提供となる。
KDDIは、au携帯ユーザーを対象にPCを介して音楽を配信するサイト「LISMO Music Store」を5月17日にオープンする。配信フォーマットはHE-AAC(aacPlus)。1曲あたりの価格は約300円前後で、着うたフルと同一料金での提供となる。
LISMO Music StoreはLISMOに対応したau携帯電話向けの音楽配信サービスで、対応端末に付属するPC用音楽管理ソフト「au Music Port」からアクセスできる。オンラインでの楽曲の検索や購入、ダウンロードに対応し、購入した楽曲をPCでも携帯でも楽しめる。サービス当初はJ-POPやヒット曲を中心とした約2万曲を用意。年度内の早い段階には、「約15万曲を提供している、着うたフルと同等のボリュームで展開したい」(KDDI広報)としている。
サービスイメージ。PC系音楽配信サイトが注力しているリコメンド情報の提供については、「当初はランキングや特集などで対応する」(KDDI)。同じ曲を買った人が、ほかにどんな曲を買っているか、といったリコメンド情報についても「提供する方向で検討している」という
購入代金の決済は、サービス当初はau携帯電話の利用料金と合算して支払う「まとめてau支払い」のみの対応。クレジットカードなど他の決済手段への対応は順次対応予定としている。
なお、サイトの構築と運用はExciteがサポートする。
携帯キャリアが音楽配信を手掛けることの意味についてKDDIは、「肌身離さず持ち歩く携帯と一体になった、音楽配信サービスを提供できる」点を挙げている。
「LISMO対応携帯電話には、PC接続用のケーブルや音楽管理ソフトのau Music Portが付属している。ユーザーはオンラインで購入した音楽を、新たに音楽再生用の機器やソフトを買い足すことなく、家でも外でも音楽を楽しめる」(KDDI)
LISMO対応機種は現在、W43T、W41T、neon、W41H、W41CA、W41K、W41S、W41SAの8機種で、今後発売するWIN端末も対応する予定としている。
またPC用音楽管理ソフトのau Music PortはKDDIサイトから無料でダウンロード可能。1x端末ユーザーもLISMO Music Storeから楽曲を購入し、PCで楽しむことが可能だ。
クレジット決済の導入は、「au携帯ユーザー以外のPCユーザーにもサービスの利用を訴求していく」(KDDI)という意図によるものだという。ただしその場合、他のPC系音楽配信サービスに比べて楽曲の価格が割高な点が課題になりそうだ。
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