サムスンの40V型液晶テレビ「LN40R71B」で“レーシングコクピット”を構築してみた(2/2 ページ)
ゲームを楽しむための最適な画面とは、どの程度のサイズなのだろうか? ここでは40V型という大画面液晶テレビをPS2やXbox 360と組み合わせ、ゲームプレイとの相性について、実際に試してみた。
ワイド40型なら、適度な視聴距離を保ちつつ、視野を埋め尽くす感覚を提供してくれる
実際にプレイしてみると、そのフィット感は増すばかりだ。プロジェクター大画面での“ドライブ”時には、視野を埋め尽くす感覚がプレイへの没頭を生み出してくれるのだが、1.5メートル&40V型という環境もそれに近い視界を得られる。本体のほぼ全体が光沢ブラックで統一されており、さらに、スピーカーも隠されているため(Hidden Speaker System)、テレビ自体が無闇に存在を主張せず、プレイ時の没頭感がそがれることはない。しかも、距離的にも極端には遠くならないので、細部にまで注意を払うことが可能だ。さらに、プロジェクターをセットアップしたり、部屋を暗くする必要もなく、気が向けばいつでも手軽に楽しめる点は最大の魅力だ。
ただ、今回はPlayStation2で試用したのだが、通常の480i/480p出力にしか対応しないレーシングゲームでは、「LN40R71B」の鮮明な映像品質もあいまって、やや粗が目立ってしまう印象だ。つまりテレビの方がオーバースペックなのである。やはりSD品質の映像では、画面の高さの5倍程度は距離を置くべきなのだろう。とはいえ、いまだにヘビーローテーションの「GT4」では1080i出力が可能なため、それほど問題にはならない。
また、Xbox 360でも「ステアリングコントロールEX」(ホリ)と組み合わせれば、同様の環境が構築可能だ。残念ながら、これは所有していないので、シートに座りつつ、標準ワイヤレスコントローラで「PGR 3 -Project Gotham Racing 3-」をプレイしてみた(はたから見られると、ちょっと情けない姿だが……)。Xbox 360から「LN40R71B」へと映し出される、720p相当のHD映像の美しさ・滑らかさはやはり素晴らしく、即座に「ステアリングコントロールEX」を買いに走りたくなったほどである。
豊富な入力端子もゲーム環境構築の大きな助けとなってくれる。「LN40R71B」ではD端子、Y/Pb/Prピン端子の2基のコンポーネント映像入力に加え、1360×768解像度対応のPC入力(ミニD-sub・15ピン)、さらにHDMI端子も装備ずみだ。今回はコンポーネント入力にPlayStation2、PC入力にXbox 360を接続したが、それでもまだ、もう1基のコンポーネント入力とHDMI端子が余っている。わが家ではCATV経由で地上/BS/CSデジタル放送を視聴しているので、そのSTBをコンポーネント入力に、そして、PlayStation3が発売されればHDMI端子を活用という構成が考えられる。
ここではレーシングゲームにおける40V型テレビの迫力のみに終始してしまったが、もちろん、それ以外のジャンルのゲームでも違和感はまったくない。プロジェクター環境のように極端に大きなサイズでもなく、また、適度に画面から離れてプレイできるため、むしろ、目も疲れにくい。思いのほか、40V型はゲームにジャストフィットな画面サイズだったのである。
関連記事
- 新デザインと“隠し技”で全方位空間美学を実現――サムスン40V型液晶テレビ「LN40R71B」
高いコストパフォーマンスで人気のサムスン液晶テレビに、40V型の新モデル「LN40R71B」が登場した。光沢のあるピアノブラックを全身にまとい、スピーカーは本体内へと隠されたのだが、実はこの機構こそが、デザイン面でもアクセントを演出している。 - 自分にとって本当に必要な、デジタル放送視聴環境を考える
一大スポーツイベントへ向けた新製品ラッシュも完了し、デジタル放送導入を目的とした、薄型テレビやDVD/HDDレコーダーの市場も一段落したように思える。だが、一時的な需要拡大で市場価格が下がりきった現在こそ、真の買い時と考える賢い消費者も多いかもしれない。 - 4基のHD対応入力を完全活用せよ! 豊富な端子が魅力の液晶テレビ「LN32R51B」
テレビの活用範囲は放送受信だけでなく、さまざまな用途へと広がっている。テレビ単体で何ができるかではなく、多彩な映像出力機器といかにうまく接続できるかが重要。そのニーズに応えてくれるのが、サムスンの液晶テレビ「LN32R51B」だ。 - まだ必要ない? それともすでに必須? いまそこにあるHDMI端子
サムスンの32型液晶テレビ「LN32R51B」は、12万9900円という手頃な価格にもかかわらず、HDMI端子を装備している点で注目を集めている。“これからのテレビ”に必須のHDMI端子について解説していこう。 - セパレートスタイルへの回帰――スマートなテレビライフという選択肢
昨年も薄型テレビが売れたようだが、まだ様子見という家庭も意外に多い。障壁になっているのは「価格」と「設置」の問題だろうか。そこでここでは、サムスンの32型液晶テレビ「LN32R51B」によるセパレートスタイルを提案してみたい。
関連リンク
提供:日本サムスン株式会社
制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2006年12月31日
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.