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スゴいぞ、ペンタックス「K10D」 元気の源は韓国パワー?:Photokina 2006(2/2 ページ)
今年のペンタックスは面白い。原動力はPhotokina直前での待望の10メガ機「K10D」だ。Photokinaの同社ブースと、隣接ホールの“あのメーカー”のブースを見て、その元気の源が分かった。
そう、これがウワサのK10D兄弟機Samsung「GX-10」なのであった。レンズこそ「Schneider-KREUZNACH」の名が刻まれているが、ボディはまさしくK10D。Samsungサイトのリリースでスペックを見るまでもなく、シャッター横にはちゃんとグリーンボタンもある。
ペンタックスとSamsungグループのSamsung Techwinの両社は、昨年10月に交換式デジタル一眼レフカメラの共同開発で合意したと発表、今年初頭にはSamsung Techwinから*ist DS2ベースの「GX-1S」と*ist DL2ベースの「GX-1L」をリリースしている。「GX-10」も、これら共同開発の一環であるというわけだ。
世界ブランドで販売力のあるSamsungの後ろ盾があるからこそ、K10Dの戦略的なコストパフォーマンスが実現できたのであろう。韓国パワーを手に入れたペンタックスの今後に、大いに注目したい。
K10Dの登場で、イチバン痛い思いをしているのはソニーではないだろうか。αの切り札的存在だったボディ内手ブレ補正を搭載されただけでなく、機能面を見てもほとんどの項目でK10Dがα100を上回っている。
しかも、ペンタックス躍進の原動力になっているのが、ソニーが液晶パネルで手を組んでいるSamsungというのは何とも皮肉なハナシだ。
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