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エフ・イー・テクノロジーズ、240Hz駆動 FEDを開発
エフ・イー・テクノロジーズは次世代ディスプレイ「FED」について、従来機の4倍となる240Hz駆動を実現した。
エフ・イー・テクノロジーズは8月1日、同社が開発を進める次世代ディスプレイ「FED」(nano-Spindt Field Emission Display)について、従来機の4倍となる240Hz駆動を実現したと発表した。
240MHz駆動化にともなう情報量入力の増大に対応すべく、入力インターフェスを開発。直視型フラットパネルディスプレイとしては世界初(同社)の240Hz駆動を実現したという。
試作機は画面サイズ19.2インチで、解像度は1280×720ピクセル。輝度は400カンデラ、コントラスト比は2万:1以上、階調数は1677万色などとなっており、8月7日より米サンディエゴで開催される「SIGGRAPH2007」で展示及びデモを行う予定となっている。
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