ヤマハ、HDMI CECに対応したYSP最上位モデル「YSP-4000」:ワンボディ5.1ch(2/2 ページ)
ヤマハがデジタル・サウンド・プロジェクターの最上位モデル「YSP-4000」を発表した。完全に新規設計となる「YSP史上最高音質」(同社)で、HDMI CEC(VIERAリンクおよびレグザリンク)対応も果たした。
一方の「マイビーム」は、視聴位置からリモコンの「マイビーム」ボタンを長押しするだけで、サウンド・プロジェクターがユーザーの位置を自動的に認識。音のビームをダイレクトに向ける。このとき、音声は明瞭度を重視したシングルビーム(モノラル)になるため、周囲が騒がしいときでも音声をはっきりと聞くことができるという。なお、セッティングについては、独自の「新インテリビーム」を搭載。リモコンの自動調整キーを押すだけで「約3分間」で音響測定と最適化が行える。
もう1つの大きなトピックは、他社製のテレビやDVDレコーダーと連携するHDMI CECを新たにサポートしたことだ。テレビ側のリモコン操作で電源のオン/オフが連動するほか、音量調節やミュート(消音)、音声出力の切り替えなども行える。正式に対応を表明している機種は、同日発表された東芝“REGZA”「Z3500シリーズ」「RF350シリーズ」「C3500シリーズ」およびパナソニックの「VIERAリンク」対応機すべて。なお、そのほかのメーカー製品についても、HDMI CECに規定されている基本的な連携は行える可能性は高いようだ。
内蔵デコーダーの対応フォーマットは、ドルビーデジタル、ドルビープロロジック/プロロジックII、DTS/DTS Neo:6、AAC。また同社の「シネマDSP」による「音楽」(ミュージックビデオ、コンサートホール、ジャズクラブ)、「映画」(SFX、スペクタクル、アドベンチャー)、「スポーツ」の各モードが利用できる。低音を増強する「SRS TruBass」も備えた。
ラックシステムと単体サブウーファーもラインアップ
同時発表のラックシステム「YSP-LC4000」は、強化ガラス天板を採用したテレビラックとYSP-4000を組み合わせたもの。天板は幅1300ミリで、37V型から52V型クラスの薄型テレビに対応する。
天板の高さは429ミリと低め。棚の下段(上段はYSP-4000)は横幅1036ミリあり、フルサイズのDVDレコーダーやビデオデッキを2台並べて配置可能だ。底面にはキャスターも備えている。
このほか、AVラック内に収まるコンパクトなサブウーファー「YST-FSW050/150」の2機種もリリースされた。いずれも薄型の筐体にくわえ、フロントにユーザーの好みで低音の強弱を容易に調節できる「低音ボリューム」を備えた点が特徴。外形寸法は、YST-FSW050が350(幅)×163(高さ)×350(奥行き)ミリ、YST-FSW150は435(幅)×151(高さ)×350(奥行き)ミリ。いずれも9月中旬に発売する予定で、予価はYST-FSW050が1万7800円、FSW150が2万2800円という。
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