ニコンは10月31日、デジタル一眼レフカメラ「ニコン D3」「ニコン D300」の発売日を発表した。D3が11月30日、D300が11月23日より販売開始される。価格はいずれもオープンで、ボディのみの実売想定価格はD3が58万円前後、D300が23万円前後。
D300は「AF-S DXズームニッコール ED 18-70mm F3.5-4.5G(IF)」をセットした「D300 AF-S DX18-70Gレンズキット」と「AF-S DX VR ズームニッコール ED 18-200mm F3.5-5.6(IF)」をセットした「D300 AF-S DX VR 18-200Gレンズキット」が用意され、実売想定価格は27万円前後/32万円前後。
D3は「ニコンFXフォーマット」のフルサイズ(36×23.9ミリ)・有効1210万画素CMOSセンサーを搭載する同社のフラグシップ機。防滴仕様の金属外装ボディやライブビュー機能なども備える。AFは51のAFポイントを持つ「マルチCAM3500FXオートフォーカスセンサーモジュール」を搭載しており、AFポイントは51点から、もしくは11点から任意の1点を選ぶことも可能だ。
D300はAPS-Cサイズ相当の「ニコンDXフォーマット」(23.6×15.8ミリ)のCMOSセンサーを搭載するハイアマチュア向け機で、D80やD40などの最上位機種に当たる。演算処理はフル16ビット化されており、処理の高速性と階調表現向上を両立している。被写体の色や輝度などを撮影前に分析してAE/AF/AWBに反映する「シーン認識システム」、任意の被写体にフォーカスポイントを追尾させる「被写体追尾」などの撮影機能も備えている。
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