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ピタッとMF――EOS 40D「ライブビュー」(前編)あのデジカメ、ココが気になる(2/2 ページ)

最近のデジ一眼レフのトレンドといえばライブビューだろう。オリンパスが本格導入して以来、新製品ではすっかり一般化した。今回はキヤノン「EOS 40D」のライブビュー機能を検証する。

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誰でもピタッとマニュアルフォーカス

 40Dのライブビュー撮影は、基本的にマニュアルフォーカス(MF)での撮影になる(AF撮影も可能だが、これについては後編で述べる)。一眼レフカメラで使われるAFは一般的に位相差検出法と呼ばれる方法を用いるのが一般的だが、ミラーアップしている(ライブビューをオンにしている)と検出に必要なセンサーに光が届かずAFが行えないからだ。

 ただ、ライブビューでのMFは光学ファインダーを使いながらのMFよりも楽に行える。ポイントは任意のタイミングで、拡大表示できるというコト。背面右上にあるAFフレーム選択/拡大ボタンを押すたびに画面が5倍、10倍に拡大表示される。

photophoto 5倍/10倍と拡大したところ

 5倍でもいいが、10倍まで拡大すると、光学ファインダー以上に精密なピント合わせができる。10倍まで拡大すると、絞り開放で被写界深度が浅くてもほとんど問題にならない。40Dの光学ファインダーは、30Dに比べると良くなっているが、それでもライブビューで10倍まで拡大したほうが確実にピント合わせができるのだ。

 ピント位置はマルチコントローラーで自由に移動でき、三脚で固定していてもピント合わせは快適。コンパクトデジカメのような感覚で使えるのがいい。光学ファインダーを使ったMFと同等の使い勝手とはいえないが、MFに慣れていない人であっても簡単にMFが使える。実際にファインダーを使ったMFの訓練になるかどうかは微妙だが、ライブビューを使ってMFに慣れておくのもいいかもしれない。

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