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ダビング10「日時確定できないのが共通認識」、Dpaが状況報告
「日時を確定することができない状況」。デジタル放送推進協会(Dpa)がダビング10の開始延期を現状として認める報告。
デジタル放送推進協会(Dpa)は5月14日、デジタル放送の新しい録画ルールである「ダビング10」に関する準備状況について報告を行った。
協会では2月にダビング10が6月2日午前4時からNHKおよび民放が放送を開始することを発表。3月には受信機録画機の室内テスト、4月に放送衛星を用いた信号受信テストを実施しており、いずれもJEITA(電子技術産業協会)から動作について問題ないとの報告を受け取ったという。
その後、4月25日に行われた情報通信審議会へテスト結果を報告、あわせて「地上デジタルテレビ放送事業者はすべてダビング10となる予定であること」「衛星放送の有料放送事業者はチャンネルごとにダビング10とコピーワンスを区別する予定であること」「運用開始の日時については放送事業者と受信機メーカーが連携し、情通審の合意(コンセンサス)を受けて決定すること」の3点もあわせて報告を行っている。
ただし、5月13日に行われた同審議会では著作権者側とメーカー側で合意は形成されず、Dpaも今回の報告の中で「日時を確定することができない状況にあるというのが共通認識であると理解しています」との見解を示している。
「Dpaの放送事業者と受信機メーカーは連携して、ダビング10の早期開始にむけた準備作業を継続するとともに、関係者における合意が得られ次第、日時を確定したいと考えております」(Dpa)
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