ジャンル別おすすめBD37本、これを見ずして年末年始を過ごす事なかれ:本山由樹子の新作劇場 特別編(3/3 ページ)
タイトルが豊富になってきたBDは、年末年始の休暇にぜひともチェックしたいもの。今回はBDの迫力を十分に味わえるアクションや、話題のアニメなど、ジャンル別お薦めを一挙37本ご紹介!
見ないとダメなんだからね☆――アニメ
アニメとBDの相性はバツグン、それを証明するかのように、Amazonが発表した今年のBD売上ベスト10のうち、アニメが上位を占める結果となった(Amazon.co.jpの年間BDランキング、首位「マクロス F」 トップ5のうち4作アニメ)。
ロボットアニメの金字塔「マクロス」シリーズの25周年記念作品となる最新作「マクロスF(フロンティア)」は、TVアニメとしては初のBDとDVDの同時発売タイトルとしても注目された。「秒速5センチメートル」はホレボレするな絵の美しさ、新海誠監督の温もりある丁寧な作風に職人技を見た思い。
ディズニー作品では「眠れる森の美女」と「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」に注目。前者はハイクオリティの映像ととも、本来の70ミリのオリジナルのアスペクト比2.55:1が再生され、今まで観られなかった幻の絵が蘇った。後者は目の前でジャックやサリーが動いているかのような臨場感を体験できる。
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「レミーのおいしいレストラン」や「カーズ」などのピクサー作品はフルCGの立体感はもちろん、インタラクティブ機能が充実しているので、そちらもお楽しみに。ピクサーの短編ばかりを集めた「ピクサー・ショート・フィルム&ピクサー・ストーリー」は、「ティン・トイ」など全13短編に加え、ピクサー・スタジオの軌跡をたどったドキュメンタリーもついたファン待望の2枚組だ。
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年末イチ押しタイトルは宮崎駿初監督作の「ルパン三世 カリオストロの城」。ルパンの緑ジャケットも鮮やかで、29年前の作品とは思えないほどの高品質。音声もパワーアップし、劇場公開時のモノラル音声はリニアPCMで収録。他にもDTS Master AudioとDolby Ture HDも収録している。
人気ゲームのフルCG長編映画「バイオハザード ディジェネレーション」も見逃せない1本。物語はゲーム版「4」と「5」の間にあたるエピソードで、人気キャラのレオンとクレアが新たな事件に挑む。BD独自の特典、ピクチャー・イン・ピクチャーでは、アニマティックス、モーションキャプチャー、ストーリーボードの3つの段階で完成映像ができるまでの過程を比較できる。
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まだまだ見逃せない作品もズラリ
洋画に比べると邦画のBDリリース数はまだまだ限られているが、今年を代表する2作品がリリースされた。三谷幸喜監督の映画へのラブレターともいうべき群像コメディ「ザ・マジックアワー」。7035円と高額ながら、メイキング映像、インタビュー集、美術の世界など、200分以上の特典が収録され、三谷監督のこだわりが感じられる。もう1作は、横山秀夫の同名ベストセラー小説を映画化した骨太の実録ドラマ「クライマーズ・ハイ」。報知映画賞で、堤真一が主演男優賞に、堺雅人が助演男優賞に輝くなど、俳優たちの熱演にも注目してほしい。
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自然ドキュメンタリーは、BDの高精細画像と迫力の音響で楽しむのに最も適したジャンルのひとつ。「ディープ・ブルー」のスタッフが再結集した「アース」は、ホッキョクグマ、ホオジロザメ、アフリカ象といった地球上の生命の神秘に迫り、5年の歳月をかけたという映像は圧巻の一言。
サーカスのスタイルを取り入れたパフォーマンス集団シルク・ドゥ・ソレイユの2005年公演(カナダ トロント)の公演を収めた「コルテオ」や、ブルーインパルスのコックピットに小型カメラを搭載し、そのパフォーマンスを収めた「スーパーローリング・イン・ザ・スカイ ブルーインパルス」など、マニア向けの作品も多彩だ。
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