シリーズの正当な続編――「ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ <ファースト・シーズン>」:本山由樹子の新作劇場
「ターミネーター4」公開が6月に迫る中、正当な続編となるTVシリーズがBlu-ray Disc化。コナー母子の前に新たなターミネーターが出現し、壮絶な戦いが再び幕を開ける!
ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ <ファースト・シーズン> コレクターズ・ボックス(Blu-ray Disc)
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大ヒットSFシリーズ「ターミネーター」の正当な続編で、現在全米ではセカンド・シーズンも放映中のTVドラマ「ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ」。そのファースト・シーズン全9話を収めた3枚組の「ブルーレイ・コレクターズ・ボックス」が1月21日に登場。特典はキャスト&スタッフによるオーディオ・コメンタリーや未公開シーン集、メイキング集、NGシーンなどを収録している。
「ターミネーター」シリーズのヒロインであるサラ・コナーと、未来で抵抗軍のリーダーとして人類を率いることになっている彼女の息子ジョンの逃避行を連続ドラマ化したもので、「ターミネーター2」のその後という設定だ。第1話のオープニングは「ターミネーター2」のラストから直結する道路を走る主観映像。そして、コナー母子がターミネーターの襲撃に遭うというド派手なアクションが展開する。
逃亡生活を続けながらも平和な日常を取り戻したかに見えたコナー母子。だが、ある日、ジョンの高校に、ジョン抹殺のためにT-888と、ジョンを守る任務を負った女子高校生ターミネーターのキャメロンが出現。ターミネーターが現れたということは、未来では人類と機械の戦いが続いているということを意味する。
つまり「2」のラストでシュワちゃんが溶鉱炉で犠牲になって回避したはずの軍事コンピュータ、スカイネットによる核攻撃=審判の日は回避できず、先送りされたに過ぎなかったのだ。キャメロンから2011年4月19日に審判の日が訪れることを知らされたコナー母子が、壮絶な戦いに挑む。
本作には製作総指揮のマリオ・F・カサールをはじめ、シリーズに長年携わったスタッフが結集。セリフや設定にも、往年のファンが思わずニヤリとしてしまう心憎い演出がふんだんに盛り込まれている。
映画版にひけをとらない肉弾戦も見どころのひとつだが、連続ドラマならではのアイデア、例えば未来を守るために人を殺していいのかという倫理的テーマや、サラとジョンがとる驚きの行動(念のため伏せておきます)など、色々楽しめるはず。
今年6月公開のクリスチャン・ベール主演による劇場版第4作「ターミネーター4」も、このTVシリーズに続く時間軸で描かれているらしいので、ドラマファンのみならず映画ファンもチェックしておこう。
関連サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/sarahconnor/(公式サイト)
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