新液晶で美しさアップのデジタルフォトフレーム“S-Frame”
ソニーのデジタルフォトフレーム“S-Frame”がフルモデルチェンジ。最上位「Xシリーズ」は新液晶で画質を高めたほか、輝度センサーで省エネ性能もアップした。
ソニーは3月25日、デジタルフォトフレーム「S-Frame」の新製品、「DPF-X1000」「DPF-X800」「DPF-D72」「DPF-A72」を4月24日より販売開始すると発表した。価格はいずれもオープン。
製品名 | 画面サイズ | 解像度 | 内蔵メモリ | 実売想定価格 | 液晶パネル |
---|---|---|---|---|---|
DPF-X1000 | 10.2型 | 1024×600 | 2Gバイト | 4万円前後 | TruBlack液晶 |
DPF-X800 | 8型 | 800×480 | 2Gバイト | 3万円前後 | TruBlack液晶 |
DPF-D72 | 7型 | 800×480 | 1Gバイト | 2万円前後 | クリアフォト液晶 |
DPF-A72 | 7型 | 480×234 | 1Gバイト | 1万5000円前後 | ―― |
これまで「V」「D」とシリーズ展開されていたデジタルフォトフレーム「S-Frame」だが、高コントラストかつ写り込みを抑えた新液晶「TruBlack液晶」を搭載した最上位モデル「X」シリーズが登場し、「TruBlack液晶を搭載したX」「クリアフォト液晶(既存Vシリーズと同等)を搭載したD」「上位モデルの色づくりを継承したスタンダートのD」と3シリーズでの構成となった。
新採用されたTruBlack液晶は液晶パネルと表面のアクリルパネル間に特殊な樹脂を注入、また、アクリルパネル表面にも反射コートを施すことで、「既存モデル比15倍のコントラストと写り込みの低減を実現」(同社)した。また、X1000/X800は搭載する輝度センサーによって周囲の明るさによって輝度を自動調整する。加えて、X1000/800とD72は電源オン/オフを1時間単位/7週間で管理できるスケジュール機能も備えている(A72にも簡易スケジューラは搭載されている)。
3シリーズともにこれまでテキストベースだったメニューがグラフィカルなものに変更され操作性が大幅に向上したほか、電源オフ時の再生場所を記録しており、「電源を入れ直すたびに1枚目からスライドショー再生」といった事態が起こらないなど、細部にも留意されている。XとDの3製品は「日付」「マーク」「フォルダ」「縦横」をキーとしての画像検索機能も備えた。スライドショー/時計/カレンダーは全モデルが搭載する。
表示可能なファイルタイプはいずれもJPEG/TIFF/BMP/RAWの4種類。対応メディアは、X1000/X800/D72はメモリースティック/SDメモリーカード/xDピクチャーカード/コンパクトフラッシュ、A72はメモリースティック/SDメモリーカード/xDピクチャーカード。X100については、初回生産分のみバンダイの「デジタルリビングギャラリー」体験版が同梱される。
サイズはDPF-X1000が305(幅)×210(高さ)×48(奥行き)ミリ、DPF-X800が253(幅)×171(高さ)×48(奥行き)ミリ、DPF-D72とDPF-A72が212(幅)×142(高さ)×39.3(奥行き)ミリ。
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