新映像エンジン搭載、ネットも得意な新「AQUOS Dシリーズ」:エコポイント対象(2/2 ページ)
シャープが6月に発売する“AQUOS”「DS6ライン」は、スタンダードモデルという位置づけながら、多くの新機能を追加した注目の新製品。進化した倍速駆動やテレビ版「Yahoo!動画」など見るべき点が多い。詳しく話を聞いた。
充実したネットワーク機能
ネットワークサービスは、上位モデルで対応していた「AQUOS.jp」「Yahoo! JAPAN for AQUOS」「デジ×マガ」「アクトビラ ビデオ・フル」のほか、新たに「Yahoo! JAPAN for AQUOS 動画チャンネル」を用意した。リモコンの「インターネット」ボタンを押すと専用ポータルの「AQUOS.jp」にアクセス。ここで動画チャンネルを選択すると、映画、ドラマ、アニメ、お笑いなど幅広いジャンルの動画3000本以上が無料で視聴できる。
動画は、ハイビジョン画質とスタンダード画質が混在しており、ハイビジョンコンテンツのビットレートは6Mbps前後。もちろん全画面表示も可能だ。またコンテンツを視聴中でもカラーボタンを押すと画面下部に小さなメニューが並び、方向キーを使ってコンテンツを探すことができる。「再生中の映像を止めずに、別の動画を選べる。昨年のYahoo! JAPAN for AQUOSと同様、今回も使いやすさにこだわって開発した」(ヤフー、事業推進本部デジタルホーム事業室の管泉尚史プロデューサー)。
「ひかりTV」チューナー(STB)機能をテレビに搭載したのも同社初。ひかりTVで番組表や番組情報を表示するときもリモコンのボタンがそのまま使える。なお、画面に「IPTV ひかり」と表示されているのは、「IPTVフォーラムの標準規格に準拠した仕様。将来的にほかのサービスが追加される可能性もあるため」だ。
また、Dシリーズでは始めてDLNAクライアント機能も備えた。残念ながら録画番組などの映像ファイル伝送には対応していないが、静止画(JPEG)と音楽(MP3、リニアPCM)ファイルの再生が可能だ。こちらも“簡単操作”を重視して「同一ネットワーク上にNASやサーバソフトを導入したPCがあれば、入力切り替えで“ホームネットワーク”を選択するだけでBGM付きのスライドショーが開始される」(シャープ、AVシステム事業本部A1259プロジェクトチームの稲本憲主事)。もちろん、サーバ内のコンテンツ一覧を表示して選ぶことも可能だ。
このほかの新機能としては、デジタル放送の音声信号をアナログ変換することなく増幅する「フルデジタル1ビットアンプ」、そして放送番組からCMなどに切り替わる際の急激な音量変化を自動的に抑える「オートボリューム」などが挙げられる。
HDMI入力はすべてのサイズで3系統を搭載。そのほかの入力端子として、D5×2系統、S2ビデオ×1系統、コンポジット×3系統、音声入力端子付きのアナログRGBなどが用意されている。そのほかの主なスペックは下表の通り。
型番 | LC-52DS6 | LC-46DS6 | LC-40DS6 | LC-32DS6 |
---|---|---|---|---|
画面サイズ | 52V型 | 46V型 | 40V型 | 32V型 |
解像度 | 1920×1080ピクセル | |||
カラー | ブラック系/ホワイト系 | ブラック系/ホワイト系 | ブラック系/ホワイト系/レッド系 | ブラック系/ホワイト系/レッド系 |
チューナー | 地上デジタル、BSデジタル、CS110度デジタル、地上アナログ | |||
スピーカー | アンダースピーカー | |||
HDMI入力 | 3系統 | |||
消費電力 | 275ワット | 246ワット | 202ワット | 149ワット |
年間消費電力量 | 225kWh/年 | 200kWh/年 | 163kWh/年 | 149kWh/年 |
店頭想定価格(オープンプライス) | 45万円前後 | 35万円前後 | 25万円前後 | 20万円前後 |
発売日 | 6月10日 |
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