ヤマハは9月10日、一週間前に掲載したティーザーサイトを更新した。
相変わらず1枚の画像のみだが、黒ずくめの男性の背後にYSPシリーズ(ヤマハのデジタル・サウンド・プロセッサー製品)と思われる横長のスピーカーが登場。「ついに、衝撃の音が、出る。」「待望のフルスペックマシン、いよいよ登場。」というキャッチコピーにくわえ、「2009.9.16」とリリース日まで明らかにしている。
仮にYSPなら、前回の「薄型テレビと相性がいい」という言葉もうなずける。また、「待望の」「フルスペック」といった文言から、現在のフラグシップモデル「YSP-4000」の後継機と予想するのが自然だろう。
YSP-4000のデビューはちょうど2年前の2007年8月。リアル5.1チャンネルの音質や設置性は高く評価されているが、Blu-ray DiscのHDオーディオに対応していないなど、現状に見合わない部分もある。また、流通の現場で8月頃からYSP-4000の生産終了が伝えられ、後継機の登場がウワサされている。
ヤマハのいう“フルスペック”がどこまでを定義するのかは分からないが、少なくともHDオーディオのサポートは必須だろう。欲をいえば、YSP-4000で先鞭を付けた薄型テレビとのリンク機能の拡充、HDMI入力の増加、さらなる音質の向上といった部分にも期待したいところ。とりあえず、薄型テレビの音に満足していない人は、9月16日に注目しよう。
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