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ソニーとRealDが家庭用3Dテレビで協業
ソニーと米RealDは、家庭用3Dを共同で推進するパートナーシップを締結した。2010年に投入する予定の3DテレビにRealDの持つ3D技術を取り込む。
ソニーと米RealDは12月18日、家庭用3Dを共同で推進するパートナーシップを締結したと発表した。ソニーが2010年に投入する予定の3DテレビにRealDの持つ3D技術を取り込むほか、RealDがコンシューマー向け3D対応製品の市場導入に協力する。
ソニーは、240Hz駆動の液晶パネルとアクティブシャッターメガネを用いた“BRAVIA”ブランドの3Dテレビを2010年に市場投入する。その視聴用メガネにReal Dの技術を用いるほか、ソニーの3DテレビでRealDの立体映像フォーマットをサポートするという。RealDのフォーマットは、既存のHD放送インフラで3D映像を伝送できるサイド・バイ・サイド方式だ。
また同日、ソニーはPGAツアーと3Dコンテンツ制作で協力すると発表した。2010年のソニーオープン・イン・ハワイの模様を一部3D撮影し、翌2011年には3D制作による映像を特定の視聴者に配信するという。PGAツアーのティム・フィンチェムコミッショナーは、「3Dは、ゴルフファンに臨場感のある視聴体験を提供し、ゴルフのテレビ放送をさらにエキサイティングにする可能性があると信じています」と話している。
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