ニコン、世界最薄7倍ズーム「COOLPIX S6000」など3機種
ニコンがコンパクトデジカメ「COOLPIX S6000」「COOLPIX S4000」「COOLPIX S3000」を発売する。いずれも快適に持ち運べるスリムさが特徴で、COOLPIX S6000は7倍ズームレンズを搭載しながら25ミリの「世界最薄」となっている。
ニコンは2月23日、コンパクトデジタルカメラ「COOLPIX S6000」「COOLPIX S4000」「COOLPIX S3000」を3月11日より順次販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は「COOLPIX S6000」が3万円前後、「COOLPIX S4000」が2万5000円前後、「COOLPIX S3000」が2万円前後。
COOLPIX S6000は広角28ミリからの光学7倍“NIKKOR”ズームレンズ(35ミリ換算28〜196ミリ)を搭載しながら、「世界最薄」(広角側が35ミリ換算30ミリ以下の光学7倍ズーム機として、同社)という厚さ25ミリを実現した高倍率スリムモデル。「高感度低ノイズ」「モーション検知」「レンズシフト式手ブレ補正」「新フラッシュ制御」と4つの技術を複合させた「夜撮りキレイテクノロジー」によって、光量の不足する室内や夜景、逆光などの厳しい環境下でもイメージ通りの撮影を可能とした。
撮像素子は1/2.3型 有効1420万画素CCDで、1280×720ピクセル(30fps)のハイビジョン動画撮影機能も搭載した(動画コーデックはH.264、拡張子は.MOV)。約0.75秒の高速起動や約0.3秒の撮影タイムラグなど、動作の機敏さも特徴といえる。カラーはフラッシュレッド、ノーブルブラック、シャンパンシルバー、ソフトブラウンの4つを用意する。
「COOLPIX S4000」は背面に3型(約46万画素)の大画面タッチパネル液晶を搭載、画面上の被写体を指で触れるだけでピントと露出をあわせられる「タッチシャッター」が利用できる。レンズは35ミリ換算27〜108ミリの光学4倍“NIKKOR”ズームレンズで、撮像素子は1/2.3型 有効1200万画素CCD。カラーバリエーションはブライドブロンズ、シャイニーシルバー、ルビーレッドの3色を用意する。
「COOLPIX S3000」は、COOLPIX S4000と同じく35ミリ換算27〜108ミリの光学4倍“NIKKOR”ズームレンズと1/2.3型 有効1200万画素CCDの撮像素子を組み合わせたモデル。両モデルとも最大1280×720ピクセルのハイビジョン動画が撮影できるが、S6000とはコーデックが異なりMotionJPEGが採用されている。背面液晶は2.7型(23万画素)となっており、カラーバリエーションはファインオレンジ、ピュアシルバー、ビビッドピンク、アクアブルー、ポップグリーンと5色を用意する。
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