3Dレディー、BDドライブ、内蔵HDD、全部入った「BRAVIA」:オールインワン
ソニーは、液晶ハイビジョンテレビ「BRAVIA」の新モデルとして、Blu-ray DiscドライブとHDDを内蔵し、3Dにも対応したオールインワンモデル「HX80R/EX30Rシリーズ」を発表した。
ソニーは8月26日、液晶ハイビジョンテレビ「BRAVIA」の新製品「HX80R/EX30Rシリーズ」を発表した。上位モデルのHX80Rシリーズは55V型/46V型/40V型の3機種で、発売日は12月5日。オープン価格だが実売想定価格はそれぞれ44万円前後、36万円前後、30万円前後。パーソナルサイズのEX30Rシリーズは32V型と26V型で11月30日の発売。実売想定価格は15万円前後/14万5000円前後となっている。
HX80Rシリーズは、最新のBDXL規格に対応したスロットインタイプのBDドライブと500GバイトのHDDを内蔵し、別売の「3Dシンクロトランスミッター」と「3Dメガネ」を用意すると3D映像の視聴も可能となる“オールインワンモデル”だ。
地デジとBS/CS110度のチューナーを各2個搭載し、フルハイビジョンを2番組同時に長時間録画(最大11倍モード)できる。2番組同時長時間録画中でも、BD-ROMの再生やHDDからBDへの高速ダビング、「追っかけ再生」「早見再生」などマルチタスクが可能だ。「スカパー!HD」の従来番組にくわえ、3D専門チャンネルも視聴・録画できる。
3D対応技術では、4倍速駆動によりクロストーク軽減を図るほか、バックライトの点灯タイミングを細かく制御することでさらに鮮明な映像を目指している。また、3D映像では2DよりもLEDバックライトの発光レベルを高めることで明るさを向上させる。照明器具の光が3Dメガネに入るとフリッカー(ちらつき)を引き起こすが、独自の対策を施すことでフリッカーの発生を低減しているという。
LEDバックライトは、薄型デザインを可能にするエッジ型を採用した。シーンに応じてバックライト光量を部分的に抑える「ダイナミックエッジLED」を搭載し、高コントラストと低消費電力を実現している。さらにコントラストを高めるため、液晶パネル前面に生じる光の反射を抑える「クリアブラックパネル」を搭載した。
BDドライブの操作に不慣れなユーザーを意識した便利機能も多く採り入れた。録画済みのタイトルを「映画」「アニメ」「ドラマ」「バラエティ」などのジャンルごとに自動分類する「オートグルーピング」、リモコンの「らくらくスタート」ボタンを押すと画面に簡略化した操作メニューを表示する「らくらくスタートメニュー」などを搭載する。また、スマートフォンから録画予約できるWebアプリ「Chan-Toru」(β版)も提供される。視聴中の番組に関するツイートを閲覧する機能などが盛り込まれた。
小型サイズのEX30Rシリーズは、BDドライブとHDDを内蔵するシンプルなモデル。3Dには非対応で、LEDバックライトも搭載しないほかは、HX80Rに準じた仕様となっている。
型名 | KDL-55HX80R | KDL-46HX80R | KDL-40HX80R | KDL-32EX30R | KDL-26EX30R |
---|---|---|---|---|---|
画面サイズ | 55V型 | 46V型 | 40V型 | 32V型 | 26V型 |
チューナー | 地デジ×2、BS/CS110度×2 | ||||
3D映像表示 | ○ | − | |||
発売日 | 12月5日 | 11月30日 | |||
実売想定価格 | 44万円前後 | 36万円前後 | 30万円前後 | 15万円前後 | 14万5000円前後 |
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