新素材採用「MDR-EX1000」などカナル型“NUDE EXモニター”新製品
ソニーが“NUDE EXモニター”シリーズのカナル型イヤフォン4製品を発売する。最上位製品「MDR-EX1000」には新素材振動板などさまざまな素材や技術を盛り込んだ。
ソニーは9月3日、最上位製品「MDR-EX1000」を含めた“NUDE EXモニター”シリーズのカナル型イヤフォン4製品を11月10日より順次販売開始すると発表した。価格はMDR-EX1000が6万1950円、MDR-EX600が2万4675円、MDR-EX510SLが1万2390円、MDR-EX310SLが6195円。
最上位製品「MDR-EX1000」は業界最大(同社)の16ミリ径ダイナミック型ドライバーを搭載したカナル型イヤフォン。高い内部損失と剛性を実現した新型振動板「液晶ポリマーフィルム振動板」のほか、高磁力マグネット、銅含有率99.99999%の高純度OFCコードなどさまざまな高級素材を惜しみなく投入した。ハウジングの素材にはマグネシウム合金を採用した。
イヤーピースには、内側に低反発ウレタンフォームを配置することで密閉性を高めた「ノイズアイソレーションイヤーピース」を新開発した。また、耳にかけるハンガー部には変形可能な樹脂素材である「テクノロート」が用いられており、優れた装着性を実現している。再生周波数帯域は3〜30000Hz。
MDR-EX600は16ミリ径ダイナミック型ドライバーやノイズアイソレーションイヤーピース、テクノロート採用ハンガーなど多くの特徴を最上位製品であるMDR-EX1000から引き継ぐが、振動板には「マルチレイヤーダイヤフラム」、ハウジング素材にアルミ合金を採用する。再生周波数帯域は4〜28000Hz。
MDR-EX510SLとMDR-EX310SLは名称から連想できるよう、既存モデル「MDR-EX500SL」「MDR-EX300SL」の後継となるモデルで、いずれも13.5ミリ径のダイナミック型ドライバーとアイソレーションイヤーピースを採用する。MDR-EX510SLのみ、MDR-EX600と同様のマルチレイヤーダイヤフラムを振動板に利用している。再生周波数帯域はMDR-EX510SLが10〜24000Hz、MDR-EX310SLが10〜24000Hz。
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