政府は9月10日、家電エコポイント制度を来年3月末まで延長することを閣議決定した。円高とデフレへの緊急対応として策定された「新成長戦略実現に向けた3段構えの経済対策」に盛り込まれた。
今年12月末で終了する予定だった家電エコポイント制度は、来年3月末まで3カ月延長されるほか、LED電球など省エネ効果の高い商品とエコポイントを交換する際、2倍にポイント換算する優遇措置も継続される。ただし対象製品は、現在の統一省エネラベル「4つ☆」以上から、より省エネ性能の高い「5つ☆」以上に絞り込まれる。
家電エコポイントのほかに、「景気下支え効果が大きい環境関連の家計需要支援策」として住宅エコポイント制度、優良住宅取得支援制度(フラット35S)の大幅な金利引下げの延長も実行される。
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