「DEGジャパン・アワード」で見えた“Blu-ray Discの今”(後編):麻倉怜士のデジタル閻魔帳(4/4 ページ)
後編では、DEGジャパン・アワードノミネート作の評価ポイントについて、審査委員長を務めたAV評論家・麻倉怜士氏に聞いていこう。映像と音にこだわって作られたBlu-ray Discの数々は、ホームシアターの宝になるはずだ。
おまけコーナー「麻倉怜士のネタ帳」
――今回からノンジャンルで“お気に入り”を紹介するおまけコーナー「麻倉怜士のネタ帳」が始まります。記念すべき1回目は何でしょう?
ダイソンの「dyson digital slim(ダイソンデジタルスリム)DC35 multi floor」を取り上げたいと思います。わが家ではダイソンのハンディクリーナーを「ルート6」以降、3台も続けて愛用しています。
DC35は、ロングパイプを取り付けて床面の掃除ができる2Wayタイプです。私は以前からハンディクリーナーで床掃除もしていたのですが、かがまなければならないのがおっくうでした。ダイソンの発表会があるたびに「長いヤツも作ってくれ!」と訴えてきて、それがとうとう実現したのです。
お気に入りのポイントは、引き金を引いたときだけオンになるところです。敵はゴミ。DC35を構え、トリガーを引くと瞬く間に敵がせん滅(吸い込まれる)されます。その繰り返しが肉体的、精神的快感なのです。
掃除をする気がなかなかおきないのは、掃除機が重たいとか、コードが絡むとか、さまざまな心理的ハードルがあるから。しかしDC35は軽くてコードレス。バッテリー寿命も以前のモデルは5分程度でしたが、今回は通常モードなら約15分と長くなりました。
どこにでも持って行けて、部屋がきれいになる上に運動にもなる。これはまさに、“掃除エンターテイメント”。DC35は、掃除を娯楽にする掃除機なのです。
関連記事
- 「DEGジャパン・アワード」で見えた“Blu-ray Discの今”(前編)
先週、「第3回 DEGジャパン・アワード/ブルーレイ大賞」が発表された。アワードの審査委員長を務めるAV評論家・麻倉怜士氏に、白熱した審査の様子と表彰式から見えてきたBlu-ray Discの現状について解説してもらおう。各受賞作の見どころも要チェック。 - “スマートテレビ”とは何か――「2011 International CES」総括(1)
ラスベガスで開催された「2011 International CES」をAV評論家・麻倉怜士氏が総括。今回はまず、テレビのあり方を再定義するという“スマートテレビ”について解説してもらった。 - 3Dテレビの進化と分化――「2011 International CES」総括(2)
「2011 International CES」総括の後編は、海外メーカーを含む3Dテレビの動向に注目した。CESの会場で麻倉怜士氏が見つけたテレビを巡る3つの動きとは? そして同氏がもっとも感動した3D表示とは……? - 掃除する気にさせる青いヤツ、ダイソン「DC35マルチフロア」
ダイソンからコードレスクリーナー「dyson digital slim(ダイソンデジタルスリム)DC35 multi floor」が登場した。“壁掛け”にも対応するユニークな掃除機を使ってみた。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.