フィリップスがオーディオ市場に参入、個性的なiPodスピーカー「Fidelio」を投入:木製キャビネットのモデルも(2/2 ページ)
フィリップス エレクトロニクス ジャパンは4月25日、iPod/iPhoneを接続できるスピーカーシステム「Fidelio」(フィデリオ)5機種を発表した。
スピーカーは、Hi-FI用のミッドレンジとリングラジエーターツィーターの2Way構成。ネットワークにはオーディオ用の3.3μFクロスオーバーフィルターをおごった。アンプ部は50ワット+50ワットの出力を持ち、DSPによって低音をマネジメントする。また近接センサーを搭載し、人が近づくと自動的に電源をオンにする機能を備えている。
本体中央のドックコネクターは前後に動かせるチルト機構を採用しており、iPodやiPadをアダプターいらずで接続できる。iPhoneを接続すると、App Storeの専用アプリダウンロードページに自動的にアクセス。アプリを導入すると、音楽再生の制御やアラームといった機能に加え、「新しい音楽と出会うためのプラットフォーム」(同社)を追加できるのも特長だ。
例えば、7000局以上がプリセットされたインターネットラジオをサポート。視聴中にある楽曲が気になった場合、♪マークのアイコンをタッチするだけで楽曲検索が行える。「音楽を10秒間だけ録音し、データベースと照合する。アーティスト名や曲名が分かるほか、iTunes Storeのアルバムダウンロード情報にリンクしているため、その場で楽曲の購入まで可能だ」(同社)。
壁紙では最新の天気予報を表示するネットワークサービスにも対応した。さらに、この天気予報とアラームを組み合わせた「アクティビティアラーム」がユニークだ。
「アクティビティアラームは、別名ライフスタイルアラーム。例えば5時に起床してゴルフに行く予定の日、良い天気ならアラームがなるが、雨が降っているとアラームはならずに、もう少し寝ていられるんだ」(フィリップス、コンシューマーマーケティングマネージャーのルジェーロ・ナルドネ氏)。面白いが、使い方には気をつけたい。
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