失敗しない小型LED電球の選び方(5)シャープ「DL-JA42L」:節電体質の家にしよう、E17口金編(2/2 ページ)
今回は、シャープの“ELM”シリーズから「DL-JA42L」をピックアップしよう。E17口金のLED電球の中でも全光束400ルーメンという明るさを持ち、かつ密閉型照明器具にも対応した製品だ。
まず洗面所では40ワットの白熱灯と比較した。この洗面所は鏡に近い場所にあるE17口金の照明とは別にもうひとつメインとなるE26口金の照明が入口付近に付いている。今回の撮影ではE26の照明は点灯させずにE17だけを点灯した状態で比較した。
さすがに全光束が400ルーメンとなるとかなり明るく、洗面所はこれ1つで十分に照らせる。色味は少し緑色が混じっている感じで、同社のE26口金タイプとよく似ている。白熱電球に比べるとかなり色が違うので、好みが分かれるだろう。
次は和室で木製スタンドに取り付けてみた。比較に使ったのは白熱灯の25ワットタイプだ。全光束が高いため少々明るすぎるが、独特の色味は茶系の色が多い和室には合うと思う。光の広がり方も自然な感じだ。
最後に洋室のテレビの裏を照らす間接照明として使ってみた。比較に使用したのは白熱灯の40ワットタイプだ。やはり間接照明には明るすぎる感じだが、ラックの影は柔らかいほうで、光の当て方によっては間接照明にも適している。
ダウンライトで本領を発揮する大光量タイプ
シャープの電球色タイプの色味は木の温かみを演出するのに向いている印象があるが、その傾向はE17口金でも同じで、和室など木を基調とした部屋に合うと思う。密閉形器具にも対応しているので幅広いシチュエーションで使用可能だが、今回のテスト環境のような上向きのスタンドよりもダウンライトのほうが大光量タイプの本領を発揮できるだろう。
個人的には洗面所のような白い部屋にはあまり向かない色味だと思うが、このあたりは個人の好みになる。メインライトにシャープのE26口金タイプを使っていて、色味を合わせたい人にもおすすめだ。
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