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シャープ、高齢者向け安否確認サービス「見守りテレビ」の実証実験を開始
シャープは、液晶テレビAQUOSを使った高齢者向けサービス「見守りテレビ」の実証実験をスタートする。安否確認のシステム導入による有効性や、課題を検証するという。
シャープは、高齢者向けサービス「見守りテレビ」の実証実験を7月1日よりスタートする。
見守りテレビは、液晶テレビAQUOS向けの「見守りサービス」を活用し、埼玉県北本市とシャープが共同開発したもの。北本団地自治会の協力のもと、対象となる20の高齢者世帯へAQUOSを設置。インターネットを介して電源のオン/オフ操作やチャンネル操作の情報を収集し、北本市や自治会が毎日のテレビ操作の時間帯などを比較・管理することで、高齢者を見守るという。
また、テレビの電源をオンにすると画面上に「体調アンケート」が表示され、その日の体調を「よい、ふつう、いまひとつ」の3つから回答することで連絡。地域情報を表示する自治会の掲示板にも自動的にアクセスできる。
実証実験の期間は、7月1日から9月30日まで(予定)。こうした実証実験を通じて安否確認の効果やシステムの有効性などを検証し、実用化に向けて取り組んでいくという。
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