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シャープとソニー、シャープディスプレイプロダクトの合弁を解消

シャープとソニーは、大型液晶パネルや液晶モジュールを製造・販売する「シャープディスプレイプロダクト」について、合弁を解消すると発表した。

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 シャープとソニーは、「グリーンフロント堺」の大型液晶パネル工場を運営する「シャープディスプレイプロダクト」(以下、SDP)について、合弁を解消すると発表した。

 ソニーは、保有するSDP株式(出資比率:7.04%)すべてを6月末までにSDPに譲渡する。対価として、SDPからソニーに対して出資時と同額の100億円が全額現金で支払われる。

 もともとシャープの100%子会社だったSDPは、2009年7月に堺工場を承継し、同年12月の第三者割当増資によりソニーから100億円の出資(出資比率:7.04%)を受けた。しかし、液晶テレビ事業を取り巻く市場環境の変化を踏まえ、今年3月にはソニーからの追加投資を行なわないことに合意、合弁契約を修正する覚書を締結している。この覚書に基づき、ソニーが保有するSDP株式の取り扱いを含め、合弁事業のあり方や取引関係について、検討を行なっていた。

 なお、シャープおよびソニーともに、合併解消が2013年3月期の連結業績見通しに与える影響は軽微だとしている。

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