ヤマハ、ワイヤレスサブウーファー採用のフロントサラウンドシステム「YAS-201」:AirWiredトランスミッターも付属
ヤマハはサウンドバータイプのフロントサラウンドシステム「YAS-201」を発表した。iPodなどのワイヤレス接続も可能。
ヤマハは10月15日、サウンドバータイプのフロントサラウンドシステム「YAS-201」を発表した。昨年登場した「YAS-101」にワイヤレスサブウーファーを加え、音質を強化したモデル。12月発売予定で、価格はオープン。Amazon限定販売となり、価格は4万4000円前後になる見込みだ。
サウンドバーには、大型マグネット採用の55ミリフルレンジスピーカーを2基搭載。独自のフロントサラウンド技術「AIRSURROUND XTREME」(エア・サラウンド・エクストリーム)により、7.1ch相当のバーチャルサラウンド再生を可能にした。サウンドバーの高さは94ミリ(スタンドなし)と、多くのテレビで画面下に収まるサイズ。またテレビの赤外線リモコン受光部が隠れてしまうケースでも「テレビリモコンリピーター」により、背後のテレビにリモコン信号を受け渡すことが可能だ。
パワーアンプ内蔵のサブウーファーには、16センチユニットと「YST」(ヤマハ・アクティブサーボ・テクノロジー」を採用し、重低音を強化している。無線伝送には、ヤマハ独自のAirWired方式を採用。1対多の接続が可能で圧縮も行わないという同技術のメリットを生かし、遅延を抑えた音声伝送を可能にしている。
また、先に登場したYSPシリーズと同様、iPod対応のワイヤレストランスミッター「YIT-W12」が付属。手持ちのiPhoneやiPadのドックコネクターに接続すると、「AirWired」による非圧縮無線伝送で楽曲のワイヤレス再生が可能になる。またトランスミッターにUSBケーブルでPCを接続すれば、PC内の楽曲再生もワイヤレス化できる。
テレビやプレーヤーとの接続は光デジタル入力を使用(2系統)。対応フォーマットは、ドルビーデジタル、DTS、MPEG-2 AAC、ドルビープロロジック、ドルビープロロジックII、PCM。このほか、人の声と背景音を判別して声だけを聞きやすくする「クリアボイス」、CMに変わった際などに突然音量が上がらないよう自動調整する「ユニボリューム」といった機能でテレビ視聴をサポートする。
外形寸法は、サウンドバー部が886(幅)×80(高さ)×121(奥行き)ミリで、重量は3.1キログラム。サブウーファー部は290(幅)×292(高さ)×316(奥行き)ミリ。重量は8.3キログラム。テレビ操作も可能なリモコン、光ケーブル(1.5メートル)、USBケーブル(0.3メートル)などが付属する。
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