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家電・IT製品のネット通販、前年比7.8%増の6600億円――GfK調査
GfKは、国内インターネット通販市場における家電・IT製品の2011年販売実績と2012年の見通しを発表した。ネット通販販売金額は前年比7.8%増の6600億円。
ジーエフケー マーケティングサービス ジャパンは、国内インターネット通販市場における家電・IT製品の2011年販売実績および2012年見込みを発表した。
今回の調査は、全国の有力家電・IT取扱店からのPOSデータ収集や、インターネット通販企業に対するアンケート調査により、統計的な手法で全国市場規模相当に拡大推計した。これによると、2011年における家電・IT製品のネット通販販売金額は前年比7.8%増の6600億円を記録した。また2012年は7000億円を超え、4年前と比べて約1.5倍の規模になると見込んでいる。「量販店のネット通販強化に加え、スマートフォンやタブレット端末の普及に伴い、インターネットショッピングがより手軽に行えるようになった。さらなる市場拡大の条件は整いつつある」(同社)。
分類別金額構成比では、テレビを主力とする「AV関連」が28%でトップ。PC周辺機器など「IT関連」が22%で続いている。注目すべきは理美容家電・調理家電などを含む「小物生活家電」で、2011年も販売金額が2桁成長を継続。分類別金額構成比も15%と拡大した。同社では、「設置や設定が不要で、比較的価格も手ごろな小物生活家電は、ネット通販初心者でも買いやすく、今後も拡大が見込まれる」と指摘。2012年には17%になると予想している。
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