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小さな劇場にも、ソニーがデジタルシネマ用4Kプロジェクター新製品
ソニービジネスソリューションが4Kデジタルシネマ用プロジェクションシステム「SRX-R515P」を発表した。
ソニービジネスソリューションは2月13日、業務用の4Kデジタルシネマ用プロジェクションシステム「SRX-R515P」を発表した。
実売700万円前後(オープンプライス)と従来よりも価格を抑え、光源やフィルターの扱いを簡便にしたモデル。同社はこれまでシネコンなど大規模な劇場を中心にデジタルシネマシステムの導入を進めてきたが、今回の新製品により、中小の劇場やホール、独立系劇場などへも広げる考えだ。
4096×2160ピクセルの解像度を持つ「4K SRXD」を搭載。新開発の光学エンジンを組み合わせ、コントラスト比は業界最高値となる8000:1を実現した。光源ランプは従来のキセノンランプから高圧水銀ランプに変更し、専門知識のないスタッフでも安全に交換できるという。また吸気エアフィルターは、掃除や洗浄により繰り返し利用可能にした。
HDMIの外部入力を備え、デジタルシネマ以外のコンテンツにも対応する。タブレット(別売)によるリモートコントロールも可能だ。
本体サイズは548(幅)×634(高さ)×1119(奥行き)ミリ。重量は145キログラム。電源はAC200〜240ボルト(50〜60Hz)となっている。
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