マクセル、2層空間設計のカナル型イヤフォン「MXH-RF500/RF500S」を発表:“m”マークの第3弾
日立マクセルは2層構造の「デュアルチャンバー」設計を採用したカナル型イヤフォン「MXH-RF500」、およびリモコン付きの「MXH-RF500S」を2月20日に発売する。
日立マクセルは2月14日、2層構造の「デュアルチャンバー」設計を採用したカナル型イヤフォン「MXH-RF500」、およびリモコン付きの「MXH-RF500S」を発表した。オープンプライスで2月20日に発売する。実売想定価格は、MXH-RF500が6000円前後、MXH-RF500Sは7000円前後。
同社は昨年末、高級オーディオ分野への復帰を掲げ、ツインドライバー搭載のカナル型イヤフォン「MXH-DD600」および「MXH-DBA700」を発表した(→関連記事)。今年1月にはアルミ削りだしのカナル型イヤフォン「SQUEEZE」をリリース。「MXH-RF500/RF500S」は、“m”マークを冠した新製品の第3弾となる。
「ポータブル機器の普及やハイレゾ音源配信など、“良い音”はわれわれの近くにある。マクセルとしても新しい音のステージに対し、商品ラインアップを拡大していく。(同社コンシューマ事業部商品企画部担当部長の小林是人氏)。
小林氏によると、MXH-RF500の音質面の特長は“フラット&ワイド”。10ミリ径ダイナミックドライバーをシングルで搭載したベーシックな構成ながら、ハウジング内の空間を隔壁とポートで2つに分け、ドライバー背面の音圧をコントロールする。1つめの空間で生じた共振が、2つめの空間で増幅され、豊かで伸びのある低域を作り出すという。また、イヤーピースは先端を若干とがらせた新しい形状を採用し、耳穴に挿したときの変形を防いだ。これにより、「従来よりも高域が届きやすく、きっちり伸びる」。
ケーブルも特長的。イヤフォン本体から約30センチの部分に2.5ミリミニプラグを設けた脱着式で、MXH-RF500には約90センチと約30センチの延長ケーブルが付属する。本体側と合わせると、それぞれ約60センチ、約120センチとなり、「プレーヤーを胸ポケットに入れたときは60センチ、鞄に入れたら120センチなど、利用シーンによって選択できる」。
リモコン付きのMXH-RF500Sも、本体側は同じく約30センチ。リモコン側のケーブルは約90センチのため、全体では120センチとなる。クリップ付きのリモコンは、側面にスライド式のボリュームコントローラー、前面にマイクと通話ボタンを備えており、4極ステレオミニプラグ対応のスマートフォンで利用できる。
そのほかの主な仕様は下表の通り。
型番 | MXH-RF500 | MXH-RF500S |
---|---|---|
型式 | 密閉ダイナミック型 | |
ドライバー | 10ミリ径ダイナミック型 | |
音圧感度 | 107dB/mW | |
インピーダンス | 16オーム | |
再生周波数特性 | 20〜2万2000Hz | |
最大入力 | 50mW | |
マイク | なし | コンデンサー型、全指向性 |
カラー | ブラック(ブラック/レッド)、ホワイト(ホワイト/パープル)、レッド(レッド/ブラック) | ブラック(ブラック/シルバー)、ホワイト(ホワイト/シルバー) |
価格 | オープン(実売6000円前後) | オープン(実売7000円前後) |
発売日 | 2月20日 |
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