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空気清浄機販売数、2013年2月は前年比39%増――近畿以西では54%増を記録
GFKが空気清浄機の販売動向調査を発表。全国的に2月の販売数が急増している中、特に近畿以西で大きく伸びた。花粉の飛散開始に加え、中国の大気汚染報道がきっかけになったという。
ジーエフケー マーケティングサービス ジャパンは、家電量販店における空気清浄機の販売動向調査を発表した。
2009年のインフルエンザ流行をきっかけに空気清浄機市場は大きく成長し、近年は一定の需要を維持してきた。従来は花粉飛散量やインフルエンザ流行などを受けて利用する季節商品の色合いが濃かったが、震災後は安全・健康志向が高まったことも追い風になり、年間を通じて利用される製品へと変容しているという。
全体の販売数では、2012年度は前年同月比でマイナスを記録した月が多かったものの、2013年2月は昨年比39%という大幅プラス成長。昨年までの2年は年末年始にインフルエンザ対策としての需要ピークを迎え2月には落ち着く傾向があったが、今年は、花粉の飛散開始に加え、大気汚染に関する報道が後押しになったという。特に近畿以西地域では2月の数量が前年比54%と非常に大きく伸びており、PM2.5による大気汚染に対する不安が色濃く反映された結果だとGFKでは分析。週次の販売数を見ると1月から順調に販売数を増しているが伸び止まる気配はなく、3月も高い需要が続くと予想している。
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