NTT東日本は4月4日、ネットワーク対応セットトップボックスの新製品「光BOX3」を発表した。翌5日からNTT東日本の営業エリアで販売を開始する。価格は8400円。
HDMI出力を備え、テレビなどでWebや動画、地図検索アプリなどを楽しめる据え置き型のネット端末(対応するフレッツ回線の契約が必要)。従来機「光BOX2」に比べて本体の小型化を図ったほか、新たにリモコンにジャイロセンサーを搭載し、通常なら端末に向けて操作していたリモコン操作が、テレビに向けたままでも可能になったという。
OSはAndroid 2.3。CPUにARM8/1GHz、ストレージとして4Gバイトメモリを内蔵している。またIEEE 802.11b/g/n対応の無線LANをサポート。各種ネットコンテンツに加え、同社が運営する有料の情報配信サービス「フレッツ・マーケット」で生活に密着した情報などを閲覧できる。Flash 11.1搭載でFlashファイルの表示も可能だ。
本体は105(幅)×105(奥行き)×26(高さ)ミリ。重量は120グラム。電源はACアダプターとなっている。
なおNTT東日本は、今年1月に「光BOX2」に関して、まれにテレビ放送の画面が乱れたり、ラジオに雑音が入るといったトラブルが発生することを告知。次世代機への無償交換を表明していた。このため今回の光BOX3発売と合わせ、対象ユーザーに対してダイレクトメールなど個別に連絡をとる予定だ。
関連記事
- NTT西日本の「光BOX+」、「ひかりTVどこでも」アプリを提供開始
テレビに接続してネット動画を楽しめる「光BOX+」で、Android向けアプリ「ひかりTVどこでも」が利用可能になった。 - 受動的なネット利用がカギ? KDDI「Smart TV Box」の戦略(2)
前回のNTT西日本「光ボックス+」に続き、KDDIが今夏にトライアルを開始するという「Smart TV Box」を読み解いていこう。 - 受動的なネット利用がカギ? NTT西日本「光ボックス+」の戦略(1)
NTT西日本が発売したセットトップボックス(STB)タイプのネット端末「光ボックス+」。ネット利用者の行動パターンを徹底的に分析したとい同社の戦略は?
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.