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JVCケンウッド、映像符号化の各種要素技術が次世代映像符号化方式「HEVC」に採用
JVCケンウッドが開発した映像符号化の各種要素技術が、次世代映像符号化方式「HEVC」(High Efficiency Video Coding)に採用された。
JVCケンウッドは、同社が開発した映像符号化の各種要素技術が、次世代映像符号化方式「HEVC(High Efficiency Video Coding)」に採用されたと発表した。
HEVCは、現行の「AVC(Advanced Video Coding)」と比べて約半分程度の情報量で、同等以上の品質の映像コンテンツを再現できる次世代映像符号化方式だ。国際標準化団体のITUとISO/IECの共同で規格化作業が行われており、本年夏頃に正式国際標準規格として発行される見通しだが、この中でJVCケンウッドが開発した映像符号化の各種要素技術が採用されたという。
今回採用となったのは、低負荷高効率な動き情報符号化技術、直交変換の係数符号化の高速化技術、参照メモリアクセス量の抑制技術。同社では今後、これらの技術をさらに発展させるとともに、HEVC標準化で培った技術を用いて業務用および民生用画像装置の高機能化、よりコンパクトなネットワーク配信に応用展開を図るという。
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