Lightning接続のコンパクトなポタアン、「Deff Sound」から登場:リモコンみたい?
「Deff Sound」(ディーフサウンド)の第1弾はコンパクトなポータブルヘッドフォンアンプ。しかもLightning接続だ。
iPod周辺機器を手がけるディーフは10月21日、iPhoneなどのLightningコネクターに接続するヘッドフォンアンプ「DDA-L10RCBK」を発表した。自社ブランド「Deff Sound」(ディーフサウンド)の第1弾として、11月上旬に発売する。価格はオープン。店頭では7980円前後になる見込みだ。
iPhoneやiPadのLightningコネクターに挿すだけで自動的に認識されるヘッドフォンアンプ。本体表面にはリモコンボタンを配置し、再生や一時停止、曲送り/曲戻しなどの基本操作が可能だ。背面にはクリップを設け、ジャケットのポケットやバックに固定できるようにした。本体サイズは、クリップを含めて33.2(幅)×33.2(奥行き)×12.9(厚さ)ミリ。重量は約17グラム。
電源はLightningコネクターから供給するため、電池や充電の必要はなし。低電流タイプのDACを用い、周辺回路もシンプルな構成として省電力に仕上げた。また未使用時には自動的にパワーセーブ(省電力)モードに移行し、消費電力を抑えるが、再生を開始すればすぐに復帰するという。ヘッドフォンアンプの最大出力は50ミリワット(16オーム時)。
音作りは、現役のプロデューサー/コンポーザーである山木隆一郎氏が担当。どのようなジャンルの音楽でもバランス良く聞こえるようチューニングしたという。山木氏は、「iPhoneのヘッドフォンジャックから聞いた時の、低域寄りのボヤけた感じとは対照的に、ストレートでスッキリとした音に仕上げてみました。高域から低域にわたり、今まで聞こえてこなかった音の粒のひとつひとつがクッキリと分かり、音が立っているのが感じられるはずです」とコメントしている。
対応機種は、iPhone 5/5s/5c、iPad(第4世代)、iPad mini、iPod touch(第5世代)。第7世代iPod nanoは未対応となっている。
なお、同社では10月26日と27日に東京・青山で開催される「秋のヘッドフォン祭 2013」に出展し、「DDA-L10RCBK」や開発中の新製品を展示する予定だ(参考展示含む)。
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