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「クラスを超えた」ベーシックモデル、パイオニアがAVアンプ2機種を発表:ESSのDACを搭載(2/2 ページ)
パイオニアは、AVアンプの新製品「VSA-1124」および「VSA-824」を6月下旬に発売する。音質設計を抜本的に見直したほか、4K伝送など技術トレンドもカバーした。
一方、DLNA 1.5準拠のネットワークオーディオ再生では、新たにWAV/FLACのマルチチャンネル(最大96kHz/24bit、5.1ch)再生が可能になったほか、DSDのネットワーク再生(2.8MHzまで)も正式にサポートした。なお、圧縮音源でも独自のビット拡張技術「Hi-bit24 Audio Processing」の搭載により、自然な音声再生が楽しめるという。
操作性も改善している。付属のリモコンはボタン数の削減や配色の変更で視認性と操作性をアップ。またiOS/Androidスマートフォンやタブレットで利用できるリモコンアプリ「iControlAV」も合わせてアップデートする。「今後、AVアンプの操作アプリはiControlAVに一本化する。さらに2012年モデルまでさかのぼって対応するため、既存のスリム系AVアンプやエントリーモデルでも、対応している機能については同様の利便性を実現できる」という。
「iControlAV」の画面。新しい「ステータスビューアー」は状態表示に加えて設定も可能になった。設定のセーブやロードも可能だ(左)。AVスケーラーの設定。左側の入力から右側の出力解像度まで指で線を引くと出力が切り替わる(中)。プッシュプレーヤー画面(右)
このほか、基本的な設定や操作をナビゲートする「AVナビゲーター」は、今回から本体に内蔵されることになった(HTTPサーバ使用)。LANケーブルでAVアンプをホームネットワークに接続すれば、PCやタブレットのWebブラウザで確認できる。
本体サイズは、435(幅)×168(高さ)×362.5(奥行き、VSA-824は331.5)ミリ。重量は9.8(VSA-824は8.6)キログラム。
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