タカラトミー、リモコンで操作できるプラレールを発表:東京おもちゃショー2014
子供のころ、「プラレール」に夢中になった人は少なくないだろう。あの青いレールを日が暮れるまでいじっていたという記憶がある方も多いだろう。プラレール誕生55周年を迎えた今年、プラレールに待望の新機能が加わった。
タカラトミーは2014年6月12日、東京おもちゃショーの会場で鉄道玩具「プラレール」シリーズの新製品を発表した。リモコンで速度を調節できるプラレールだ。2014年10月に発売する予定。
この製品は普通のプラレールに比べて車幅がおよそ半分の「プラレールアドバンス」(2011年10月発売)を基にしたもの。赤外線通信機能を持たせ、リモコンと通信できるようにした。
車両の速度は15段階で調節可能。速度調節のほかにも、ボタンを押すことで車両を急停車させたり、前進、後進を切り替えることもできる。
赤外線通信は2チャンネルを利用する。2編成の車両にそれぞれ異なるチャンネルを割り当てれば、リモコンのチャンネルを切り替えながら操作することで、1つのリモコンで2編成の車両を制御できる。
10月の発売時には北陸新幹線の車両を模した「プラレールアドバンス W7系北陸新幹線かがやき IRコントロールセット」を投入する。4両の車両1編成と、リモコンをセットにした商品だ。価格は5000円(税別)。このセットとレールがあれば、プラレールの遠隔操作が楽しめる。
さらに、赤外線通信機能を持たないプラレールアドバンスに通信機能を追加する「プラレールアドバンス ACS-01 IRコントロールユニット」も発売する。価格は3800円(税別)。ただし、このコントロールユニットは10月に発売するプラレールアドバンスのうち、このコントロールユニットに対応するものにしか使えない。すでに販売しているプラレールアドバンスに赤外線通信機能を持たせることはできない。
発表会には中川家も登場
新プラレールアドバンスの発表会には、お笑いコンビの中川家とAKB48の小笠原茉由さんが登場した。中川家の特に礼二さんは鉄道が大好きで駅員のアナウンスのものまねが実によく似ていると評判を取っている。小笠原さんは、鉄道の話をまじえた自己紹介がファンの間で好評だ。
礼二さんは1人だけ駅員風の服装で登場し、鉄道好きをアピール。発表会では目の前のプラレールアドバンスの動きに合わせて、アナウンスのものまねを披露したり、プラレールアドバンスの作りの細かさを熱く語るなど、最も熱心に話していた。
小笠原さんはプラレールの歌に合わせてダンスを披露。発表会の最後では礼二さんと小笠原さんに特別編成のプラレールアドバンスが贈られた。
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