DLPAリモートアクセスガイドライン2.0策定、アイ・オーのNASがファームウェアアップデートで対応
デジタルライフ推進協会が「DLPAリモートアクセスガイドライン2.0」の正式版を策定。新たに次世代放送推進フォーラム(NexTV-F)の「デジタル放送受信機におけるリモート視聴要件」に準拠した。
一般社団法人デジタルライフ推進協会は8月5日、「DLPAリモートアクセスガイドライン2.0」の正式版を発表した。新たに次世代放送推進フォーラム(NexTV-F)が作成した「デジタル放送受信機におけるリモート視聴要件」(NEXTVF TR-0001)に準拠。従来のNASに保存した録画番組に加え、テレビやレコーダーに直接録画した番組や放送中のテレビ番組をリモート配信・視聴する機能を追加している。
機能仕様には、サーバ構成のガイドライン、デバイス管理機能、P2Pセキュアトンネルの構築、セキュリティ確保に関するガイドラインなどが含まれる。同協会では、「新たなテレビの視聴スタイルとして注目されているリモート視聴をメーカーごとの独自機能として利用するのではなく、異なるメーカー間で相互接続を行うための共通の技術要件としてガイドラインの利用促進を図る」としている。
なおガイドライン2.0の正式策定を受け、会員企業のアイ・オー・データ機器は、同社製NAS「RECBOX+REMOTE」の「HVL-ATAシリーズ」「HVL-AT1.0S」「HVL-ATシリーズ」「HVL-Aシリーズ」を正式対応商品とした。「HVL-A/ATシリーズ」および「HVL-AT1.0S」については、8月6日公開予定のファームウェアアップデートで対応する予定で、これにより最新型の「HVL-ATAシリーズ」と同等の機能が利用できるようになるという。
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